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お父さんは辛いよ

今日も雨。でも昨日ほどは鬱鬱にはならなかった。

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最近、お父さんのレックレックの様子がおかしかった。2匹の子犬が我が家にやってきて3週間余り。最初はお父さんらしく振舞っていたのに、ここ1週間ほどは子供たちを避けるようになっていた。それと同時に、ほとんど食欲がなくなり、いくら好物の鶏肉を与えても、口を付けるそぶりすら見せず、食べ物から逃げるようになってしまっていた。正直、食べさせるのに非常に苦労する毎日が続いた。無邪気な育ち盛りの二匹の子犬とは違って、お父さんは神経が参っているようだった。

そこで一計を案じることにした。子どもたちとは切り離して僕の部屋にいる時間を長くした。もちろん、夜寝る時も一緒だ。細い毛がたくさん抜けるので、寝室を一緒にするのは僕としてはご遠慮願いたいところ。でも、うつ病にでもなったら困るので、特別待遇を与えることにした。そのために毛を短く刈ってもらい、あまり抜けないようにもした。

3日ほど、僕の部屋で一緒に寝たのがよかったのか、見違えるように元気になった。ご飯も、今までの分を取り戻すために少し多めに作ってやったら、あっという間に全部平らげた。よしよし。

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今日は雨が降っているにもかかわらず、機嫌はとてもよい。久しぶりに子供たちとリビングの中を駆け回って遊んだ。子どもたちも、いかにもお父さんと一緒に居るのが幸せそうにしていた。

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でも、本音を言うと、子供たちの世話はお母さんにしてもらいたいと思っているに違いない。

(8月4日、17時30分)


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長い雨

昨日の午後からずっと雨が降り続いている。そのおかげで気温が上がらず、過ごしやすいのは確かだけれど、生後2か月半の子犬2匹と成犬の合わせて3匹を養っている身としては、雨は大敵だ。

子犬はびちゃびちゃの庭でも遊び回るから、そのあと家に入れるときが面倒。成犬は一日2回の散歩のときに用を足すから、雨が降り続いていると、それも容易ではない。

犬たちは特段雨を嫌がっている様子はない。だが散歩に出ようとしない僕の顔色を窺いながら、成犬のレックレックは恨めしそうな表情をする。子犬の方は何がどうなっても全く無頓着。彼らは部屋の中で用を足すのが当たり前だと思っているから、外に出すのを多少制限しても平気な素振りだ。

食べるものを食べて、家の中でも外でも、走り回って遊ぶスペースがあればそれで満足。たとえ部屋が排泄物で臭ったとしても、彼らは少しも気にならないようだ。飼い主がすぐに片付けて綺麗にしてくれるから、問題が生じない。

雨の日でなくても3匹の世話で悪戦苦闘している僕だが、同居人の彼女はほとんど何もしてくれない。というより、ここのところは毎日のように午後2時頃から仕事に出掛けて、帰宅は夜10時を過ぎる。もちろんゴルフ場ではなく、どこかのお店でアルバイトしているらしい。帰ってきて「今日は500バーツのチップをもらった」とか報告する。ちなみに昨夜は何時に彼女が帰って来たかも知らない。

キャディーではなく500バーツのチップをもらうお仕事。大体想像できるので、とくに追及もしない。お好きにどうぞ。仕事の行きも帰りもgrabタクシーを使うので、交通費だけでも結構かかっているはずだ。「お店まで送ろうか」と言ってみたこともあるが、それはどうやら都合が悪いらしい(笑)。

夕方から夜にかけてのアルバイト。後ろめたいことでもあるのだろうか、毎朝6時くらいに、僕が犬を外に出す音を聞きつけて、彼女は僕の寝室に入ってくる。相変わらず寝室は別々なのだ。彼女が入ってくる目的は僕のご機嫌取りに他ならない。こちらにその気がなくてもパジャマ姿のままピッタリと添い寝してくるので、仕方なく毎朝一戦を交えることになる。相変わらず毎日OKだから、自分でもイヤになる。いや、イヤではないが・・・

こういう生活がいつまで続くのか、不満というか、不安がないわけではない。食事は最近は一人きりのことが多くなった。外食は面倒くさいのでスーパーの惣菜を買って来ることが多い。さらに面倒くさくなってきて、コンビニの弁当か冷凍食品も多くなった。2人揃った「わが家の食卓」の風景は、そのうち見られなくなるかもしれない。

シトシトと降り続く長い雨は、心を鬱鬱とさせる作用があるみたいだ。早く南国の太陽を浴びたいものだ。

(8月3日、9時)

我が家の食卓

この春からのコロナ禍で食生活にも影響が出た。外食ができない時期が結構続いたので、家で食べることが当然多くなったわけだが、これまで以上に(どちらかが)料理の腕を振るうかと言えば、そうでもなかった。「冷凍食品」に頼ることが多くなった。その傾向は今も続いている。案外便利な冷凍食品があるので、とくに朝食はついつい頼ってしまうわけだ。

そうは言っても、夜はときどき(どちらかが)料理を作ることもある。週に2回くらいだろうか。近場での外食や総菜を買ってきて食べるよりは少ない。

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昨夜は彼女に一品作ってもらおうと思って、僕が豚肉とパクカナという野菜をスーパーで買ってきた。そしたら、彼女は仕事の帰りに友達からバイカパオという野菜をもらってきたので、二品作ってくれた。

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これは「パット・カパオ・ムー」という豚肉料理。よく見かけるのは挽肉を使ったもの。彼女は塊の肉を割と細かく刻んで料理することが多い。味は彼女好みなのでやや辛い。いや、僕にとっては相当に辛い。でも美味しい。

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こちらは僕がリクエストした「パット・カナ・ムー」。辛さは控えめに作ってある。同じ豚肉料理だし、野菜も種類が違うとは言え同じ緑色だ。芸がないと言えばそれまでだが、材料のバリエーションがないせいだ。彼女を責めるのも酷だろう。一品だけよりは遥かによい。


さて、食卓の様子だけ見ると、僕たちは仲良くやっているように思われるかもしれない。でも、いつものようにお金の事で争いが絶えない。争いと言って語弊があれば、駆け引きということにしておこう。彼女は僕からできるだけ多くのお金を引き出そうとする。僕はできるだけ彼女に渡さないよう引き締める。彼女は「隙あらば」と僕の財布を狙っているし、僕の方は「騙されてたまるか」と常に警戒している。

先月はまたしても僕がしてやられてしまった。中古のバイクが欲しいというので信用してしまった。2万バーツほど渡した。数日後、「もうすぐ家にバイクが届きます」と彼女は言っていたのに、いつまでたっても届かない。さらに、名義を自分にするためなどに、あと3,000バーツ必要だと業者が言ってきたという。すでに一か月が過ぎているが、バイクは来ない。被害総額は25,000バーツほどになる。

もちろん、3,000バーツ追加するときに怪しいとは思った。売り手が彼女を騙しているか、彼女が僕を騙しているか、そのどちらかだろう。最初は彼女が詐欺に遭った可能性があると考えたが、時間が経てばたつほどに彼女自身が怪しいと思い始めた。「お前が嘘ついてるんだろう」とやんわり追及すると、彼女の顔が笑い顔に変わった。やっぱり。

そもそも業者に騙されているなら、彼女自身がバイクが届かないことを不審に思うはずだ。それが皆無なので、彼女犯人説を確信するに至ったというわけだ。

で、この事態にどう対処したか。僕も随分と彼女の嘘には慣れてしまったので、寛大な処置をとることにした。つまり「不問」にした。「バイクは今日も来ないねえ。おかしいね・・・」と時々思い出したように僕は言っている。そのかわり、今月のお手当てをゼロにした。すると彼女も文句ひとつ言わず、「2万バーツはそのうち返しますから」と観念した。返せるとはとても思えないので、、お手当てなしを当面続けることになるだろう。つまり、実際は不問ではなく、厳罰なのだ。

ところで、バイクと言えば、去年新品のバイクを買ってやったのだが、あれはこの家に引っ越してきたあと、僕に黙って売り飛ばしてしまった。だから、彼女が仕事に行くときは、片道9キロの道のりを殆ど僕が車で送り迎えしている。僕が嫌だと言えば、友達に頼んだり、Grabを利用している。150バーツほどかかるのだが。

慣れとは恐ろしいもので、彼女との間でお金に関するトラブルが起きても、最近はほとんど何とも思わなくなってきた。そんな女と一緒に暮らしているのは他人のせいではなく、自分が選び取っていることだから、これはこれでいいのだ。大金を持ち逃げされたわけでもなく、相変わらず週3~4回のお勤めをしてくれている。たまには美味しい料理も作ってくれる。そういうことで、ある意味ではwinwinでもあるわけだから、彼女を捨てるつもりはない。そもそも彼女とは、“この浮世限り”の付き合いだから。

(7月30日、12時45分)

子煩悩

我が家に子犬たちがやってきて早くも2週間。途中で一匹入れ替わったが、生後3か月目に入った二匹は順調に家族の一員になりつつある。私?それともレックレック?どちらがお父さんか分かりづらいのだが、レックレックも父親としての自覚はあるようだ。

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右がオスの「チビ」、左がメスの「ナムターン」。白っぽい方のメスは、最初僕が「スイート」と命名したのだが、彼女は英語のスイートがうまく発音できず(情けない)、勝手に「ナムターン(砂糖)」に変えてしまった。せっかく、レックレック(タイ語で小さいという意味)、チビ(日本語)、スイート(英語)の3か国語の名前があっていいと思ったのに、タイ語の名前に押されてしまった。でも、やっぱり日本語のチビという響きが一番可愛く思える。

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子供たちはお父さんに甘えるすべを知っている。レックレックは時々イヤそうにするが、それなりに相手をしてやることが多い。子犬からすると、母親の代わりなのかもしれない。

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ホンモノの母親は一日に1回は我が家にやってくる。勝手に自分の家を抜け出してきて、我が家の門の前まで来ると、レックレックも子犬たちもすぐに気づいて騒ぎ出す。仕方なく門を開いて母親のイエローを招じ入れると、必ずこのような図が展開する。レックレックと子犬がイエローを奪い合う感じになる。もちろん、生理が近づいてもいないこの時期は、イエローはオスを受け入れることは絶対にない。でもそんなことは分からないレックレックは、ただただ「やりたい」一心だ。

二匹の子犬がやってきてから、我が家は子供たちの生活のリズムに合わせて時間が過ぎていく。彼女も、朝は6時前に最初に起き出してきて、既にゴソゴソと活動を開始している子犬たちを庭に出して、汚れたリビングの床を掃除してくれるようになった。僕も一日に何回もモップをかけている。

餌やりはもっぱら僕の担当だ。鶏のムネ肉を一度にたくさん茹でておいて冷蔵庫にしまってある。それをハサミで丁寧に細かく刻み、幼犬用に作られたペースト状の餌を混ぜて与えている。なぜか、親のレックレックもそれが好物になってしまった。でも、子犬と争うようなことはせず、子犬たちが食べ終るまで待ってから、残ったものをきれいに平らげる。

もう少しすれば、子犬たちもレックレックと一緒に散歩に連れて行くことができるようになるだろう。そうすれば毎日のように母犬の家に立ち寄ることになるだろう。

子犬の世話はそれなりに大変だ。でも生活に張りができてとてもいいことのように思える。ゴルフとジム通いと、「お勤め」だけの生活よりは、毎日がよほど充実してきたような気がする。それに・・・この子犬たちと自分自身の残りの寿命がだいたい同じくらいだろうという気がするから、晩年の人生のパートナーとしても大切に育てたいと思っているわけだ。

(7月26日、10時)

犬の幸せ

彼女の友達が子犬をもらい受けに来るのは明日に延期された。それを伝えるために、今朝、中国人の家に行った。そうしたら、ちょっとした異変が起きていた。昨日里帰りさせた2匹の子犬が餌をほとんど食べないのだという。

年配の奥さんは人間の家族が食べているものを与えていた。これは、よろしくない。おそらく、我が家で与えていた子犬用の餌とは大分違うので、受け付けなくなったのではないだろうか。

僕が与えていたのは、鶏の胸肉を茹でてハサミで細かく刻み、それに幼犬用のドッグフードを混ぜたものだった。我が家に連れてきた初日はあまり食べてくれなかったが、次の日からは2匹が争うように、貪るように食べ始めた。もちろん肉に塩などの味付け一切ない。それに慣れてしまったので、人間が食べるものに口を付けなくなったようだ。今朝は何と、ポテトサラダを与えようとしていた。全然ダメだ。

僕は家にとって帰して、急いで鶏肉を茹でて刻み、幼犬用の固形でないドッグフードを混ぜて中国人の家に持参した。オスの「チビ」と、もう一匹の子犬は喜んで食べた。ところが、遠くのイサーンへ貰われて行くことになっているメス犬だけは口を付けようとしなかった。何だか変だ。

そのメスの子犬は、これまでは一番たくさん食べる犬で、カラダも一回り大きい。それがすっかり食欲をなくしている。家族と離れて遠くへ連れて行かれることを察しているのかもしれない。まさかそんなわけないだろうと、大抵の人は考えるのだが、案外動物というのは不思議な勘が働くことがある。

食欲がなくなったといえば、我が家にいるお父さんのレックレックも元気がない。昨日、2匹の子犬が実家に戻ってから様子がおかしい。ずっと沈み込んでいる。子犬が纏わりついてくると「おめーら、うるせえ!」という感じで迷惑そうにしていたのに、いざいなくなったら淋しいのではないだろうか。

生後2か月の子犬を、車で14時間もかけて見ず知らずの場所へ連れて行くというのは、犬にとっては迷惑な話だろう。彼女には、「ちゃんと幼犬用のドッグフードを買って与えるように友達に言ってくれ。だいたい、イサーンの田舎に犬の餌を売ってる店があるの?」と言ったところ、「あなたが心配しなくてもいいです。子犬くらい、誰でも育てられます」という返事が返ってきた。僕は少しむっとした。

確かに犬は、人間の食べた残り物でも生きていける。味が付いているものを食べても、めったに病気になることはないだろう。でも、犬には犬に合った食べ物がある。それを考えてやるのが飼い主の責任だと僕は思う。とくに生まれて間もない子犬にはバランスの取れた栄養が必要だ。それくらいの配慮や手間を惜しむのなら、犬を飼わない方がいい。

最近の僕は、このように犬の事ばかり気にしている。彼女は呆れたり感心したりしているようだ。「心配しなくていい」と言っていた彼女だが、「あなたに育てられる子犬は幸せですね」と、さきほど本音とも皮肉ともつかない一言をわざわざ言いに来た。

今朝、中国人の家に子犬の食べ物を届けた折に、「もう一匹の子犬はここで育てるんですか?」と尋ねてみた。以前、色の白っぽい子犬には新しい飼い主が見つかったと言っていた。でもまだ引き取られていない。するとこんな答えが返ってきた。

「この子犬を欲しいという人が近所にいるんですけど、ほんとうに大事に育ててくれるか不安があるんです。だから保留にしてます。責任を持って飼ってくれる人の方がいいですから」

その話を聞いて、ふと閃いた。我が家で引き取ろうか・・・子犬も一匹だけでは淋しいだろう。父親と一緒と言っても、やはり兄弟一緒に居る方が幸せだろう。イサーンに単独で行く子犬には悪いが、我が家であとの2匹を育てよう。お母さんはすぐ近所のいるわけだから、父親と一緒に我が家にいるのが一番の幸せではないだろうか。

中国人はすぐに賛同してくれた。明日は遠くの田舎で新しい生活を始める1匹を送り出して、残った2匹を我が家に連れてくることになるだろう。父親のレックレックは、まだそのことを知らない。どれくらい喜ぶか、それも楽しみだ。

(7月19日、11時50分)

再開

気が付けば一月以上が経っていた。先月14日の、前回の記事から。この間、いろいろと書くことはあったのだけれど、どうもブログにまで気が回らなかった。というのが真相だ。

今一番気になっていることは、日本のコロナのこと。雲行きが怪しいなんてものじゃなさそうだ。書くとしても、チグハグなことをしているとしか思えない日本の政府批判になるだけだろうから、それは日本にいる人たちに任せておくことにしよう。僕としては、権力批判ができる自由があるだけでも日本は幸せな国だ、とだけ書いておこう。

さて、最近強い関心を持って見ていたことと言えば・・・それは将棋の藤井聡太さん(17歳11か月)のタイトル奪取、初戴冠のこと。棋聖戦と王位戦の二つのタイトル戦を同時に戦っていたので、いくら若いとはいえ、余りの過密スケジュールで対局を余儀なくされていたので、体調を崩すのではないかと、とても心配だった。

でも、それは杞憂だった。今週、見事に現在最強とも言われている百戦錬磨の渡辺棋聖(36歳)からタイトルを奪取した。この勢いで王位も取って二冠となれば、藤井さんは7段から8段になる。3年前のプロデビュー以来記録づくめの藤井さんだから、タイトル最年少記録だけでなく、史上最年少の8段が誕生しても何ら不思議ではないだろう。

藤井さんの将棋はほぼ毎回インターネットテレビ(AbemaTV)で観戦している。何がすごいかと言えば、画面に表示されるAI(人工知能)が示す最善手と、藤井さんが実際に指す手が一致することが異常と思えるほどに多いのだ。トッププロは、藤井さんでなくても、AIが推奨する手と同じ手を指すことがそれなりにあるのだけれど、藤井さんは中盤から終盤にかけての一致率が図抜けて高い。つまり藤井さんは、ここ数年急速に進化して、トッププロでも勝てないほどに強くなってしまったAIとほとんど変わらない能力を持っている、ということだ。まだ17歳だから、これからの伸びしろを考えると、他の誰も太刀打ちできない最強の棋士になってしまう可能性が大いにある。

最後に、せっかくブログを再開したのだから我が家の現状にも触れておこう。

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今週になって、二匹のチワワの子犬が我が家にやってきた。以前書いたのだけれど、我が家のレックレックが近所のメスのチワワと交尾して子犬が誕生した。そのうちの2匹を我が家で引き取ることになったのだ。昨日がちょうど生後2か月だ。

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父親のレックレックは、最初の2日間くらいは子犬と一緒によく遊んでいたのだけれど、そのうち疲れたのか飽きたのか、きっと「うるさい奴らだ」と思い始めたのか、あまり構わなくなった。これは自然の成り行きだろう。でも、ときどきお母さん犬が我が家にやってくるので、そのときは一緒に大暴れして楽しんでいる。

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2匹の子犬は、初日からリビングのソファーの下を住処にするようになった。二匹とも、もりもり食べるのですぐ大きくなるだろう。だから、間もなくソファーの下には入れなくなるだろう。

さて、二匹我が家にやってきたのだけれど、実はそのうちの一匹は彼女の友達がもらうことになっている。しかも行先は車で14時間もかかるイサーンだ。生後2か月で、車の長旅が大丈夫かどうか、少し心配だけれど、友達のお母さんが犬を飼いたいというのであげることにした。2匹のうちの、鼻の黒いメスのほうだ。

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こちらは我が家で父親のレックレックと一緒に暮らすことになるオス。名前は・・・なんと「チビ」にした。チビ<2世>ということだ。

明日の日曜日、イサーンに行くメスを友達が取りに来ることになっている。今朝その話をお母さん犬の飼い主の中国人にしたら、「じゃあ、明日まで2匹の子犬をお母さんと一緒に過ごさせてください」と言って、2匹を連れ帰ってしまった。だから、彼女の友達は明日、中国人の家に行って子犬を一匹をもらい受けることになるわけだ。考えてみれば、その方が正しい手順のような気もする。


(7月18日、16時)


アフターコロナの虚脱感

タイは不思議なことに、今だに非常事態宣言下にあるのだが、海外からの帰国者以外はずっと感染者が出ていないようだ。つまり、タイは“アフターコロナ”に入りつつあると言っていいだろう。でも、なんだか妙な虚脱感を覚える今日この頃。

コロナが世界中に拡大しつつあった3月、4月、そして5月のある時点までは非常に緊張した日々を過ごしていた。平時ではそれほど熱心でもなかった情報検索や分析に勤しんだ時間はすでに過去となった。営業が止まっていたレストランはとっくに再開しているし、ゴルフ場やフィットネスクラブもほぼ平常に戻っている。できないことと言えば、外で酒を飲んだり、おおっぴらに女遊びをしたりすることくらいだろうか?どちらも、僕はどうでもいいが。

ビフォーコロナと違うのは、スーパーやデパートなどに入るとき、ケータイを取り出して入り口に張り出してあるQRコードを読み取らなければいけないこと。そして、いまだに体温を測定され、手指の消毒を強制されてから入店する。何とゴルフ練習場でも、ほぼ同じプロセスを経てからでないと入場できない。でも、それで虚脱感を感じるのではない。

慣れてしまえば、マスクをしていることも、店に入ったり出たりするたびにケータイをかざさなければならないことも、さほど苦にはならない。それが普通だという感じになっている。ではどうして虚脱感なのかというと、コロナの最中の緊張感から解放されてしまうと、どうってことない日常の繰り返しが、何だか空虚で物足りなく感じてしまうのだ。

ゴルフもできる、フィットネスにも行ける。美味しいレストランで食事もできる。彼女とは、相も変わらずお勤めに励んでいる。日に2回、3回のこともある。「まだ飽きないんですか?」と彼女に言われるのだけれど。でも、何だかなあ・・・何のために、こんなことをしているのだろうか・・・???

うまく説明できないけれど、今自分がタイでこうしていることが、自分でうまく意味づけられないのかもしれない。そのせいか、最近は、日本のメディアで現役生活を送っていた頃の、さまざまな場面が思い出されて懐かしくなることが多い。夢の中でもそうだ。とても詳細に過去のエピソードを覚えていて自分でも驚くし、「あの時、ああしていれば、こうなったかもしれない」などと、様々に思いを馳せる。

思い出すのはすべて仕事がらみの事ばかり。楽しかったこともあれば、苦々しいこともそれ以上に多い。女のことなどはまったく出てこない。いかに自分が仕事人間であったかがわかる。きっと現役のころの自分は不完全燃焼だったのだろう。タイに移住するという選択をした一番の理由がそこにある、ということを今さらながら自覚する。

話は変わるが、一昨日、ビザを更新してまた1年間の滞在許可をもらった。8年前に日本で取ったOAビザを無効にして、今は単なるOビザになっている。ビザの種類が変わった以外で去年までと違うのは、イミグレに入るときにやはり体温測定があったのと、自分の住んでいる場所について、係官とちょっとしたタイ語のやり取りがあったことくらいだろうか。結局、タイで楽しく、しかし時々虚脱感を覚えながら、死ぬまでチェンマイで過ごすのだろう。おそらく彼女も、僕から離れることがないのだろうと思う。

(6月14日、11時30分)


アイフォーンを買わされた

“ポストコロナ”では、決してこれまでと同じ生活に戻ることができない、とか言われている。コロナがあってもなくても、厳密には人間誰しも、“同じ生活”を繰り返すことはあり得ないわけだ。でも、確かに、コロナがもたらした異常な時間を経験すると、まわりの風景や人間関係が、これまでとは違って見えることはあるだろう。

一昨日、彼女は「アイフォーンが欲しい」と言い出した。今使っているケータイを失くしたとか、壊れたとかいう話ではない。この7年間、一度もアイフォーンを買ってくれなどと言ったことはなかった。なのに、不意に甘えた猫撫で声を出して、「ねえ、お願い。アイフォーンが欲しいの」と言い出したのだ。「虚を突かれた」とは、このことだろうか。なぜか、いつものように、「ノー」と言えなかった。

アイフォーンくらいで何だ、と言うこともできるが、僕にとっては、アイフォーンは常に高嶺の花だった。自分でも欲しいと思ったことが何度かあったが、その都度我慢して、大体1万バーツ以内のアンドロイド・ケータイを使い続けてきた。なのに、どうして妻でもない彼女にアイフォーンを買ってやらなければならないのか?それは、コロナによって、僕の生活感覚と、二人の関係の基底部分に変化が生じているからだ。

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昨日の午後。彼女が指定した店は、“チェンマイの原宿”などとも言われるニンマンヘンミン通りのソイ7にあった。とても分かりづらい場所にある、ごくごく小さな店だった。なぜこの店なのか、今だによく分からないが、彼女が何人もの友達に聞いて、この店を選んだようだ。

帰りに、久しぶりにメヒアにあるドラゴンという和食屋に寄り道して寿司を買って帰った。珍しく彼女の方から「寿司を食べたい」と言い出したからだが、日ごろ僕がよく「寿司食べたくない?」と聞いても、彼女は全然興味をしめさなかったので、その罪滅ぼしのつもりかもしれなかった。

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これはアイフォーン8Plusのようだ。どうやら今がプロモーション期間で、256GBの新品が17,500バーツだった。もちろんsimフリーで、日本で買えば今なら4万円台だろうか。僕にとっては、少し古い型式であろうが何であろうが、とてつもなく高いケータイであることには間違いない。

コロナによる生活感覚の変化とは、これまでのようにケチケチとお金をセーブすることを考えないで、自分でも他人でも、少しのお金で幸せを感じることができるのなら、財布の紐を緩める方がいいと思い始めたこと。

そして彼女と僕の関係性は、もう何度も繰り返してきたが、どんなに彼女の欠点や問題点を見せつけられても、僕という人間は、ゴミを捨てるようには彼女を捨てることができないということだ。「将来はワタシがアナタの面倒をみます」という彼女の言葉はほとんど信用していないが、誰かに面倒を看てもらおうなどと思わなければ、騙されたことにはならないだろう。コロナの時代を生き始めて、ふと、そんなふうに感じるようになってきた。

(6月2日、17時30分)

お母さんが入院

今日も犬の話だ。日本の緊急事態宣言全面解除には一抹の不安を感じているが、「もはや日本は大丈夫」と信じている人が多いのかもしれない。だから不安なんだけど、僕が言っても何の意味もないから、やめておく。

さて、昨日の朝、お母さんになったばかりのイエローの飼い主の家族の一人が我が家にやってきて、外から「イエロー!イエロー!」と名前を呼んでいた。玄関の戸を開けて、タイ語で「どうしたんですか?」と聞くと、相手の若い女性は中国語で、「どこかへ行ってしまって見つからないの」というような感じで応答した。そしてすぐに踵を返して戻って行った。もちろん、犬はうちには来ていなかった。

ちょっと心配になったが、ムーバーンの中にいることは間違いないだろう。そのうち家に帰るだろうと思ったので、そのまま放っておいた。イエローは僕の愛犬の奥さんだけど、他人の犬だから過剰な介入は必要なかろう。

午後になって、今度は飼い主夫婦の娘さんが自転車でやってきた。歳は12~3歳くらいだろうか。学校がずっと休みなので、ずっと家にいる。彼女だけ家族の中で英語ができるので、たどたどしくない流暢な英語で話しかけてきた。まるでネイティブのような発音の、しかもすごく速い英語なので、正直分かりにくかった。

「イエローのおっぱいが出ないので、子犬がずっと泣いています。どうすればいいですか?」

「今朝、いなくなったと言ってたけど、今は家にいるんだね?」

「はい。でも、今朝から全然おっぱいが出ていません」

ははーん、おっぱいが出ないのでストレスを感じて、一時的にどこかへ雲隠れしたのかな?僕は一瞬そう思った。育児放棄にならなければいいのにな、とも思った。

「子犬用のミルクがあるはずだから、それを買って与えてみたらいいかもね」

「それ買ってきてくれますか?」

「おじさんは買ったことないから、よくわからないけど。あ、そうだ。まず獣医さんのところへ連れて行った方がいいかもしれないね。1キロほど先の、セブンイレブンの傍にもあるよ」

そんなやりとりをしていると、今度は娘さんのお母さんが突然現れた。そしていきなり血相を変えて、娘を大声で叱りつけた。中国語なので、さっぱり分からなかったけれど、想像すると、こんなことだったかもしれない。

「お前、何でここに来てるんだよ。イエローはうちの犬なんだよ。余計なことをするんじゃないよ!!!」

相手は中国人だ。もし日本人だったら、自分の娘が他所の人に相談に行ったとすれば、かなり恥ずかしく感じるかもしれない。まるで家族が頼りにならないので僕のところに行った、みたいな感じかな?でもその場合でも、いきなり娘を叱ることはなくて、「すみませんね。余計なことで娘がお邪魔して。こちらで何とかしますから、ご心配なく」というような感じになると思う。でも娘のお母さんは僕には何も言わなかった。お母さんは英語もタイ語もできないから、仕方ないのだけど。

イエローの家に行って、見てこようと思った。でも、イエローは人様の犬だし、向こうにはお父さん、お母さん、お母さん(またはお父さん)の妹がいる。僕がしゃしゃり出るのがいいのかどうか迷った。第一、娘以外は言葉が通じないから、かなり不自由だ。それに、僕も対処法を熟知しているわけではない。すぐにネットで検索して大体のことは掴んだけど、偶然自分の口から出た「獣医さんのところへ連れて行く」というのが最善のようだった。

ずっと気になって仕方がない。4匹の子犬は生まれてまだ5日目くらいだから、母乳はとても大切だ。いてもたってもいられなくなって、夕方になってから愛犬を連れてイエローの家へ行った。いつものように、レックレックは走るようにリードを引っ張って敷地の中に入って行った。すぐに若い方の女性が出てきた。昼間に相談に来た娘も出てきて通訳をしてくれた。

「病院に連れて行ったら、すぐ入院になりました」

「子犬も一緒ですか?」

「ええ、獣医さんはイエローにたくさん食べさせました。栄養が足りなかったのかもしれませんね」

「何日くらい入院になりますか?」

「10日くらいと言われました。その頃には、子犬の目が見えるようになるそうです」

そう言って、彼女は病院の名前の書いてある領収書を見せてくれた。そこには英語で「Nana Animal Hospital」とあり、2500バーツと言う金額も入っていた。10日間も入院すれば、しかもお母さんと赤ちゃん4匹だから、結構な金額になるだろうなと算盤を頭の中で弾いた。でも、僕には関係ないよな、と自分に言い聞かせるようにした。タイ人だったら、「半分払ってよ」と言いそうで、少し警戒したのだが、それはなかった。でも待てよ・・・子犬の料金の半分は払ってよと、後から言い出すかもしれないな(笑)。

お父さんになったレックレックは玄関から家の中を覗き込んで、奥さんの姿を探しているようだった。でも、「10日間は、ここにいないよ」と中国語で言われて、妙に納得したように引き下がった。どうやら我が愛犬は、タイ語だけでなく、中国語も分かるようになってきたのかもしれない。

(5月25日、9時15分)

パパになった愛犬のチワワ

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ここは我が家から100メートルほど離れた中国人家族の暮らす家の玄関先。我が愛犬のレックレック(4歳のチワワ)は毎日のようにここにやってくる。なぜなら、3日前にパパになったからだ。

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赤ちゃんを産んだのはイエローと言う名前の小型犬。チワワのようでもあり、そうでないようでもあり、よくわからない。とにかく小さいお母さんだ。体重は1.5キロくらいだろう。我がレックレックは純正のチワワだが、太り気味で体重は4キロもある。

以前、初めて2匹が交尾した日のことを書いた。初体験は僕も目撃していて、実にあっけないものだった。でもその次の日に、しっかりと種を仕込んだようだ。イエローは見事に妊娠した。1歳にもなっていなかったので、若すぎることを心配したが、62日目に無事に4匹の赤ちゃんを出産した。何故かは知らないが、どんな種類の犬でも62日で出産するそうだ。人間とは大分違って正確だ。

4匹の内訳はオスが2匹、メスが2匹とうまく産み分けた。イエローの飼い主の中国人は、オスは自分の家で飼うから、メスの2匹を引き取ってくれと言うのだ。オス1匹なら我が家でレックレックと一緒に飼ってもいいと思っていたのだが・・・さてどうするか?いずれにしても、赤ちゃんは2か月ほどお母さんと一緒にいることになりそうだ。

ところで、パパになったレックレックは赤ちゃんにはそれほど関心を示さないが、奥さんのイエローにはなぜか毎日会いたがる。イエローの方も、パパがやってくると、赤ちゃんそっちのけで走ってきて、旦那さんにイチャつく。本当に2匹は仲がいい。2匹の様子を見ていると、一緒に暮らせるようにしてやりたいくらいだ。でも、別居している方が長続きして、幸せに暮らせるのかもしれない。人間も、意外とそうかもしれない。

(5月22日、19時30分)

プロフィール

Niyom

Author:Niyom
2012年、60歳でチェンマイへ移住。2017年にタイ人の妻を病気で亡くした後、愛人だった若いタイ人女性と再婚、前妻が可愛がっていた小さな犬2匹も一緒に暮らしていたが・・・

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