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文句なく美味しいタイ料理

引っ越してきたムーバーンの正面入り口の横に新しいレストランが開店した。これまで日本の友人や彼女の友達を連れて何度か食事したが、どのメニューも美味しかった。値段も手ごろで文句ない。サラピーからハンドンに抜ける4車線の幹線道路に面していて、店の名前は「セープ・インター」

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昨夜は彼女と二人だけで食事した。

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注文したのは「ナムトック・ムー」という、少し辛めの豚肉料理と、ご存じ「ケン・キアオ・ワーン(グリーンカレー)」の2品。それにビール大瓶2本と白いご飯を頼んだ。

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「ナムトック・ムー」は辛さが強すぎてもダメだし、足りなくても、もちろんいただけない。この店の辛さは僕にはピッタリ。イサーン出身の彼女も美味しいと言って食べた。野菜がたくさん入っている点でも申し分ない。「ナムトック・ムー」はこれまで色々な店で食べたイサーン料理の一つだが、ここのはナンバーワンと言いたい。値段も一皿100バーツくらいだったと思う。

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「グリーンカレー」がまた素晴らしかった。何がいいと言っても、まず鶏肉と野菜が「これでもか」というくらい入っている。味は辛さと甘さのバランスが絶妙で、ご飯がいくらでも食べられる感じがする。盛り付けは大と中があるが、「中」でも4人くらいで食べられそうだ。それを2人で食べたものだから、食べても食べても具が深い器の底に溜まっていて減らない。お腹いっぱいになった。

お値段の方は、料理2品にビール2本とご飯を含めて440バーツだった。これくらいなら、2晩に1回はここで食べてもいい感じだ。メニューもタイ料理だけでなく、いわゆる西洋料理もある。しかも朝は8時から夜は9時までオープンしているのでとても便利だ。客層はタイ人とファランが半々くらいか。

この店は僕たちが引っ越してきた前日にオープンしたというのも何かの縁。まるで贅沢なキッチン付きのムーバーンに引っ越してきた観がある。混んでいるときは、料理を車で1分の我が家に持ち帰れば、ビールは冷蔵庫にあるので安上がりになりそうだ。

(11月18日、午後4時)

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今日の昼飯

新居に引っ越してから、彼女はあまり仕事に行かず、買い物にも行かず、ずっと家にいることが多くなった。理由は、バイクの運転が苦手な彼女にとって、交通量の多い幹線道路を走るのが怖いのだ。ちなみに、前の家は彼女の職場のゴルフ場まで3キロ、新居は9キロと3倍の距離がある。

彼女がバイクに乗らなくなったので、バイクはお姉さんが自分の家に持って行ってしまった。そのかわり、どうしても彼女が外出する必要があるときは、お姉さんの車を呼んでいる。

困るのは僕一人で外出したときだ。一人家に残された彼女は食事に出ることもできない。バイクを手放したのは自分の意思だから、これは仕方ない。家には殆ど食べ物がないので、僕が何か買ってきて食べさせるよりない。

ということで、僕一人で朝からフィットネスクラブに出掛けた今日は、帰りにお昼ご飯を2人分買ってきたというわけだ。

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これは前にも紹介したことがあるが、格安のカツカレー。並みで40バーツ。特盛で50バーツ。今日のように、ゆで卵も付けると55バーツ。チェンマイのカツカレーの中で、コスパは断然ナンバーワンのカレーだ。値段だけでなく、味でも殆どの店に負けていないと僕は思う。でも、なぜか彼女は食べたがらないので、もうひとつ別のものを買ってきた。

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カレーと同じ店のカオ・カー・ムー(豚足ご飯)。こちらの値段は並みで35バーツ。ゆで卵付きで40バーツ。ボリュームも味も文句ない。

僕もチェンマイに住んで7年半になるから、だいたい50バーツ以下で食べられる“大衆料理”をいろいろ知っているが、最近見つけたこの店は、カレーと豚足に関してはナンバーワンだと思う。店はセントラル・フェスティバルから車で5分で行ける。ミーチョーク・プラザの交差点付近からだと3分で行けるところにある。

実を言うと、一昨日の夜、日本から来ている知り合いに寅次郎という和食のお店でご馳走になった。彼女を含めて4人だったが、支払いは4000バーツを超えていた。日本酒を飲んだせいもあるが、僕らにとっては別世界の値段に思われ、彼女も請求書にチラッと目を遣ってため息をついていた。

結構なお値段と、それに見合う味の和食も勿論いいが、一人その100分の1の値段のお昼ご飯も、またタイらしくていいものだ。

(11月14日、午後7時)

初めてGrabを利用してみた

新居に引っ越してから10日が過ぎた。前の家と比べて非常に快適だ。ひとつだけ難点を挙げるとすれば、大型スーパーまでの距離がこれまでの倍くらいになり、車で10分近くかかることくらいだろうか。

さて、たまたま今日は彼女がいなくて、自分一人だったので、「Grab Food」というものを利用してみた。

「Grab」というと、スマホを使って車を呼ぶサービスがメインだが、最近チェンマイでは、レストランの料理を自宅までバイクで配達してくれる「Grab Food」というサービスの利用が急増している。これには様々なプロモーションがあるので、お店に行くよりも遥かにお得なことがある。

今日はセントラル・エアポート(デパート)にある「ZEN」という和食屋のプロモーションが目に留まったので、はじめて利用してみた。料理をスマホから注文したのは午後4時7分で、料理を載せたバイクが家の前に到着したのは4時45分だった。

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注文したのは「ノルウエー巻き」。よく「サーモン・ロール」と呼んでいる寿司だ。ZENでは、大きめのが6個入って、通常は300バーツもするところ、今日のプロモーションは「buy one get one」だった。つまり、1個注文すると2個もらえる、非常にお得なプロモだったのだ。

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でもこんなにボリュームのあるのが来るとは思っていなかったので、一人で食べきるのに苦労した。彼女は3日前から友達とバンコクに行っていて、帰ってくるのは今日の深夜になる。今度は2人のときに頼んでみようと思う。


さて、はじめて「Grab Food」を利用してみての感想・・・料理代の他に、距離に応じて配達料がかかる。今回は54バーツかかった。でも、もしお店に食べに行ったとしたら、車のガソリン代もかかるので、それよりは安いという計算になる。待ち時間も40分程度だったので、家でテレビを見ながら、スマホの画面で配達してくれるバイクの現在位置を確かめたりしながら、イライラせずに待つことができた。そして何よりも、とてもお得感のあるプロモが嬉しい。

問題点をひとつ言うなら、Grabは車の利用も料理の配達も、基本的にはカード払いが前提になっているサービスなので、僕のように日本のクレカを登録していると、今のようにレートの悪いときは損をしたような気になってしまう。また、現金のやり取りがない分、ついつい高い料理を頻繁に注文してしまう恐れもあるかもしれない。

いずれにせよ、世の中随分と便利になったものだ。美味しいレストランの料理を、自宅に居ながら食べたいときに注文できるのだから。今度は車のサービスも利用してみようと思う。車の場合は、クレカでの支払いの方が現金払いよりも圧倒的に安いらしい。そもそもGrabは普通のタクシーよりも安いので、飲むと分かっているときは自分で運転せずに、行き帰りともGrabを使ってみようと思う。

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久しぶりのサーモン寿司でお腹いっぱいになったあとは、映画やゴルフを見ながらブランデーをロックでちびりちびり。一人でいるのも悪くはない。彼女はともかくとして、チビがいないので少し淋しいけれど、チワワのレックレックは引っ越してからすごく幸せそうにしている。

(11月11日、午後7時)

引っ越し完了

昨日、彼女のお姉さんともう一人の親戚に手伝ってもらって無事に引っ越しした。2年住んだ2階建ての家から荷物を出してみると、意外に多く、大きな家具や電化製品はあまりなかったにもかかわらず、ピックアップトラックが3回、自分の車も3回往復した。

15分以内の距離なのでそれほど大変ではなかったが、ピックアップトラックに積んだ家具の引き出しが途中でぶっ飛んで行って壊れたりして、いかにもタイらしい引っ越しではあった。今日、家の中も殆ど片付いて、チェンマイ市内に近い場所での新生活が始まった。

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2階建てと平屋が混じった総戸数160戸のムーバーンの奥。築4年、部屋とトイレ・シャワーがそれぞれ3つある平屋を借りた。

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パーキングスぺースが広いのでいろいろと便利。

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リビングもなかなかの家具が備わっている。

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リビングを反対側から見たところ。

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主寝室。ベッドはキングサイズだった。

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こちらは彼女の寝室。基本的には別々だが・・・さて、実際はどうなるか?

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彼女の部屋のトイレ・シャワールーム。ゆったりしているので快適だ。

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台所だけは前の家の方が少し広かったような気がする。でも余り贅沢ばかりは言ってられない。

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チビが居ないので、レックレックは庭を独り占め。

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僕としてはチェンマイ市内へ行くのに、前の家の半分以下の時間で行けるので非常に助かる。彼女は仕事場までバイクで15分近くかかるのが嫌なようだ。転職したいとまた言い出している。15分くらい何でもないように思うのだが、彼女にとっては大変不便に感じるらしい。

まだ一晩しかたっていないが、家自体は前の家のような安普請ではなく、非常にしっかり作ってあるのでとても満足している。あと何年此処に住むことになるのか・・・それはまだ誰にも分からない。

(11月2日、19時30分)


チビが化けて出た?

チビが死んだのは10日前の今月18日の未明のことだった。ときどきチビが元気だったころの写真を見ると胸が苦しくなる。何と言うのか、単に可愛いという犬ではなく、とても感情の豊かな犬だった。

人間がある悪戯をすると、チビはいつも怒った。僕の場合は噛みつかれたことも何度かある。その悪戯とは、「チャップ・クワイ、チャップ・クワイ・・・」と繰り返し言いながらチビの下半身(ただし体の外側)を触ることだった。ある時からは、触らなくても「チャップ・クワイ」と言うだけで怒るようになった(チャップ=触る、クワイ=ちんちん)。このような顔になって怒るのだ。

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亡くなった妻が遊びでやりはじめた悪戯だが、なぜか噛まれたのは僕だけで、妻が同じことをやっても、怒った顔をすることはあっても決して噛まなかった。亡くなった妻を激しく慕っていたし、その後は元妻の彼女にいつもくっ付いていた。要するに、女にデレデレする犬だった。

それはさておき、チビが死んでから、ときどき僕は「チビ!」と呼ぶことがある。呼ぶと、すぐそばまで来るような気がするのだ。昨夜も、元妻がいる寝室のドアを開けて、「チビ、ここにおいで!チビ、チビ!」と叫んだ。生きているときは、2階の、元妻の寝ている部屋のドアの前に夜通し寝傍っているのが常だったから、僕としては、またそこに居てほしいという思いでチビを呼んだのだ。

ところが元妻の彼女はひどく怖がった。「チビを呼ばないで!本当に入ってきそうで怖いわ」・・・仲良くしていたチビがもし入ってきたとして、一体何が怖いというのだろうか?何か、後ろめたいことでもあるのだろうか?

そして昨日の夜、妻は眠れなかったのだという。「アナタがチビを呼んだからですよ。ほとんど眠れませんでした。夢の中に出てきたんですから!!!」

僕はてっきりチビが彼女の夢の中に出てきたのだと思った。ところが彼女は「とても怖かった」というので、不思議に思った。あれだけ仲良くしていたチビが夢に出てきて、どうして怖いのだろうか?可愛いではないか。たとえ怒った顔つきであったとしても・・・

よくよく話を聞いてみると、夢の中に現れた動物はチビの顔はしておらず、大きな猫のような動物だったという。その動物が怒った顔をして彼女を追いかけてくる夢だったという。

僕は、それはチビをしつこく咬み続けたお隣のブルドックではないかと思った。あの日、彼女はそのブルドックがチビに噛みついている様子をかなり長い時間見続けていた。僕はとても正視できず過呼吸になってうずくまってしまっていたが、彼女は冷静にチビとブルドックを見ていたはずだ。だから夢に出てきたのは、あのブルドックに違いない。夢では彼女がチビの立場になったのだろう。

タイでは、死んだ人の名前を呼んではいけないらしい。犬は人間とは違うのだが、それでも死んだペットの名前も呼んではいけないのだと彼女は言う。「チビ、チビ!」と、ときどき僕が呼ぶのはダメだと彼女は言う。僕がそれをするから、彼女の夢の中に怖いものが出てくるのだと主張する。

僕自身はチビの名前を呼んで、夢の中でも現実の中でも、もしチビに会えたら、たとえそれがチビの幽霊であっても、僕は嬉しいと感じるだろう。亡くなった妻の名前を呼ぶことは今はないけれど、呼ぶことによって夢の中で会えるのだったら、僕は毎日でも呼ぶだろう。

チビ、チビ、チビ~! 会いたいよ~!! きっと、亡くなった妻の傍にいるよね!!!

(10月28日、午後3時)

ゴルフの後はお説教?

昨日は久しぶりにTとゴルフをした。これで3回目だ。前の2回は“男と女”として付き合っていた時だったが、今回は“友達”としてゴルフした。

Tは前よりも調子がよく、ドライバーは220~30ヤードくらい飛ばしていた。女性だけれど、僕と同じ白杭のTグラウンドから打っているのに、ほとんどのホールで僕をオーバードライブした。でも、彼女にとっては初めてのゴルフ場ということもあって、スコアは僕の方がよかった。僕にとっては2か月ほど前までメンバーだったゴルフ場だから、簡単に負けるわけにはいかない。

ゴルフの後、近くのラーメン屋で食事した。僕はチビが死んだことを彼女に話した。写真も見せた。そしてチビの死がキッカケとなって、僕は元妻とこれからも一緒に暮らしていくことに決めたことを話した。

Tは、チビが隣の犬に咬まれた経緯に興味を持った。というのは、Tが飼っていた小型犬も、近所の大型犬に咬まれて死んでしまったので、他人事とは思えなかったのだろう。「お隣の人は責任をとって何らかの補償をしてくれたの?」と訊くので、「チビがお隣の庭に入り込んで咬まれたので、向こうに責任はないと思う。ただお隣のイタリア人はえらく恐縮していた」と答えた。

チビの話題が片付くと、そのあとTは延々としゃべり続けた。元妻のことだ。

「貴男が彼女とこれからも一緒に住むと決めたのなら、それはそれでいいですけれど、彼女の歴史(ヒストリー)を良く調べたことがあるんですか?つまり、彼女の素行を調査したことがありますか?」

まるでT自身が僕の元妻の過去を全部知っていると言わんばかりの言い方だった。でもよくよく聞いていると、彼女の素性を知っているのではなく、“若いキャディー”の一般論を、しかもかなり偏った一般論を述べていることがわかった。つまり、若いキャディーの多くは男癖がよくない。彼女たちは、とくにお金のありそうな外国人に取り入って、愛人になったり妻になったりするチャンスをいつも窺っているというのだ。

「40歳を過ぎたようなキャディーなら問題ないですよ。もう他の仕事に就くのは難しいから、それは仕方ない。でも20代とか30そこそこの若い女は、別のキャリアを求めて努力すべきですよ。男目的にキャディーをやるというのはどうなんですか?彼女は今もキャディーをしてるんでしょ?」・・・Tの言っていることは半分正しいが、半分は偏見に基づく思い込みに過ぎない。

さらにTは、会ったこともない元妻をぼろ糞に批難した。

「今はいいですよ。貴男が元気なうちは。でももっと歳をとって、カラダが言うことをきかなくなったとき、彼女は貴男の面倒を見てくれるんですか?もし、貴男にお金がなくなっても、彼女はずっと寄り添ってくれるとでも思ってるんですか?貴男が40歳とか50歳くらいだったら問題ないですよ。でも60を過ぎてるでしょ(「いま68歳だよ」、と一言割り込んだ)。 年齢差が30もあれば、それはお金目的ですよ。お金がなくなれば、それで終わりです。第一ね、ほかに女がいても構わないとか、自由をあげるとか、そんなことを言う女は間違いなくお金が欲しいだけです。」

僕は内心、「俺を誰だと思ってるんだよ。亡くなったタイ人の妻と15年も一緒に暮らした経験があるんだよ。亡くなった妻は、タイ人の女の裏側について、ありとあらゆることを僕に話してくれたよ。もうそんな一般論はいらないよ・・・」と思って聞いていた。もちろん、そんなことは思っているだけで、僕は決して口には出さない。

確かにTの言うことは一般論としてはその通りだろう。でも一緒に暮らしている元妻が、単に金目的だけなのかどうか、それは他人が断定できるものではない。それに、Tは何のために今さら元妻を批難するのか、その動機がよくわからなかった。

仮に僕とヨリを戻したいのだったら、もうちょっと別の話題が適しているだろうし、単なる親切心からだったら、自分もタイ人の女なんだから、もうちょっと一般論とは違う言い回しがあってしかるべきだ。Tの話を聞きながら、「キミだって半分はお金目的だったんじゃないの?僕たちもちょうど30年の歳の差があるんだよ」と内心では思っていたのが正直なところだ。もちろん、それも決して口には出さない。

Tは、まるで僕の心の中を見透かしているかのように続けた。

「亡くなった奥さんは特別にいい人だったことは間違いないわ。貴男から話を聞いたときにそう思ったの。でも、今の彼女は違うでしょ。きっと、いつか後悔するわよ。あのとき、ワタシと一緒に住むために犬を連れて引っ越ししていれば、チビも死ななくて済んだんですよ・・・貴男はね、一度決心したことをコロコロ変えるでしょ。つまり、貴男は心が弱いんですよ。だから心配なの。」

ほとんど一方的なTのお説教タイムが終わり、彼女をアパートまで送って行った。車を降りるとき、Tは「11月の末にアパートを変わりますので、そのときは引っ越しを手伝ってくれますか?」と言った。内心「ええ?ほかに手伝う人がいるんじゃないの」と思ったけれど、「わかった。その時は連絡ちょうだい」と言っておいた。やっぱり、Tはまだ未練があるのだろうか・・・・ま、それはどっちでも僕には関係ない。

そして今日もフィットネスクラブでたまたまTと会った。ヨガの美人インストラクターが途中から割って入ってきて、楽しく15分くらい日本の話をした。その美人の先生は東京には行ったことがあるのだが、今度は京都と大阪に行きたいそうだ。「いつでも案内しますよ」と言いたかったが、さすがにTの前では控えた。

(10月27日、午後3時)


復縁の理由

彼女は、セックスの相性がいいから僕が復縁したと思っているかもしれない。それはあくまでもカラダの相性の問題だ。だから僕に2人、3人と他に女がいようとも、一番相性のいい自分を抱いてくれて、生活の面倒もみてくれれば我慢できるわけだ。

彼女自身、僕とのセックスは感じがいいのかもしれない。なにしろ、その方面での開発者が僕だったと思う。セックスの相性は男と女を結びつける、とても重要なファクターだから。でも、復縁の本当の理由は、もう少し違うところにあるということを書いておこう。

亡くなった妻と、亡くなったチビがどうしても関係してくる。

亡くなった妻は、僕がキャディーの彼女と付き合っていることを生前知っていたと思う。そして悩んだだろう。末期がんに苦しみながら、妻が下した結論は「自分はもうすぐこの世を去ることになる。この際、夫にほかの女がいることを許そう。気持ちとしては許しがたいけれど、この人(僕)は自分が居なくなったあと、一人で生きていくわけにはいかないんだから、別の女が必要だ・・・」

それは彼女にとっては胸が張り裂けそうに痛むことだったが、僕への愛がその痛みを乗り越えさせてくれたのだと思う。だから、最後まで恨みつらみを言わなかった。勘のいい妻の瞼に浮かんだのは、まさに今一緒にいる彼女の姿だっただろう。妻と彼女はゴルフ場で何回も会っていたのだから。

チビはどういう関係があるのだろうか?

チビにとっては亡くなった妻がお母さんのような存在で、他の誰よりも慕っていた。僕などが割って入る余地がないくらいに、チビにとっては彼女は特別な存在だった。その代役を務めたのが今の彼女なのだ。だから、チビが死んだあと、僕の夢の中に出てきて「彼女を捨てたらダメだよ。お母さんもそう思っているよ」と言ったのは頷けるわけだ。もっとも、チビを死に追いやったのは、門の扉を開けっ放しにした彼女の不注意だ。だから彼女を恨んでいてもおかしくはないのだが、これも運命というものだったと思う。

今の彼女は、亡くなった妻のようには僕を愛していないだろう。愛情よりもお金の方に重きを置いていることは、今も変わらないと思う。かと言って、単に僕を利用しようと思っているだけでもない。男女の仲は、それほど単純なものではない。いろいろな要素が複雑に絡み合っているのが男女の仲だ。割り切って考えれば、お金で済めば安いもんだ。この際そう考えて彼女と復縁することにした。

ここ2~3日の彼女を見ていると嬉しそうで、それに応えようとしている。まずセックスをしようとすること(笑)。つぎにお金のことを言い出したくても口にしないこと(今月は今日までのところ、ほとんどあげていない)。そして、決して好きではない家事をしようと努力していること。

しかし・・・復縁の理由が亡くなった妻や犬のチビの想いに応えるためだなんて、一体誰が信じられるだろうか。ま、それほどまでに、前の妻やチビを僕が心の底から愛していたからだと思うのだが、何か変かな・・・???

(10月24日、午後8時45分)

1杯のフルーツジュース

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今朝、彼女がこれを作ってくれた。リンゴとキウイの混ざったジュースだ。もう何か月ぶりだろうか。いや、今年になって初めてかもしれない。去年は必ず毎日作ってくれていた。

昨日、新しい住まいの手付金を払ったあと、2人でスーパーへ行き、夕食用の買い物をした。彼女がリンゴとキウイを選んでカートに入れた。急に思い出したのだろう。何事もなく平穏に2人で暮らしていた頃のことを。

夕食のあと、「今日もお勤めをしますか?昨夜もしましたけど・・・」と彼女の方から聞いた。答えるまでもない。そして彼女はお勤めのあと、これも珍しく一緒のベッドで寝た。「明日は仕事がないので、早く起きる必要がないから・・・」と、一緒に寝る理由をわざわざ言った。鼾がうるさいだろうから、彼女は本当は別の部屋で寝る方がいいに決まってる。

「新しい家ではどうするの?一緒に大きいベッドで寝るの?」

「いいえ、お互いにゆっくり眠るために、ワタシは別の部屋で寝ます」

きっと、それがいいだろう。大きい方の寝室には、たまには別の女が来るかもしれないから。もし仮にそのような事態が発生しても、案外彼女は平気かもしれない。僕に他の女がいるかどうかよりも、自分の生活の安定を優先するに違いない。彼女はそういう女だ。彼女が付ける理由は、「アナタが自由に生きるために」・・・自由とは便利な言葉だ。

昨夜彼女が僕の隣で眠った後、久しぶりにTからLINEが入ってきた。

「友達がゴルフのタダ券をくれたので、アナタにあげます。ワタシは車がないし、そこは少し遠いので、タクシー代もかかります。だから、アナタが使ってください」

チケットの画像を見ると、2か月前まで僕が会員になっていたゴルフ場だった。タダと言ってもグリーンフィーだけで、キャディー代やカート代はかかる。有効期限は今月いっぱいだった。僕はあまり考えずにすぐに返事した。

「そのチケットは貴方が使いなさい。僕は自分の分は自腹で払うから、一緒に行ってあげます」

「ワタシを迎えにきてくれますか?」

「いいよ、それぐらい」

ということで交渉成立。僕はとくにゴルフがしたいとは思っていないが、きっとTは僕に会いたいのだろう。今では友達としてなら会うことができる。だから、今朝、元会員だったゴルフ場に電話して2人分を予約した。

僕は知っている。Tは今も僕に未練があることを。僕のカラダに未練があるし、僕のお金にも未練がある。ごくたまに、フィットネスクラブで会うことがあって、お互いに挨拶はする。でも食事をしたり、ゆっくり会話することはない。きっと、話したいこともあるのだろう。

男と女として付き合っていた8月のある日のこと。アパートで一緒に食事しながら、Tはこんなことを言ったことがある。

「アナタとは友達付き合いするのが、お互いに最良の関係かもしれないわね。でもお互いにブレーキが掛けられなかったのね」

勘のいいTは、僕が今も元妻と一緒にいると考えているだろう。それを確かめたいのだろう。もし別れているのなら、僕とヨリを戻したいと思うだろう。でも彼女の言葉通り、お互いに友達同士でいられれば、それが最良だと僕も思う。

(10月23日、9時30分)

月末の引っ越しで決定

昨日見つけたばかりの新居の手付金を払いに行ってきた。家賃は1か月13,000バーツと、いま住んでいる家の8,600バーツよりはだいぶ高い。でも、家の間取りや造作は比べ物にならないくらい、良い。

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築4年ということだが、ぱっと見たところでは新築に見える。

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内部も文句なく素晴らしい。寝室が3つ。トイレ・シャワーも3つ。広めのリビングと台所がある。家具や電化製品は、エアコン3台を含めて全て揃っている。

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その家で手付金の13000バーツを支払った。右側はこの家のオーナーの男性で、何と、このムーバーンの設計・施工・管理をしている会社の人だった。彼が言うには、4年前に新築したときの価格は約300万バーツだったそうだ。土地は狭いのに、べらぼうに高い。でもそれだけ良くできていることは素人の僕でも分かった。

このようにお金のやり取りをするときは記念写真を撮るのがタイの正式のやり方だ。この儀式をやる会社は、今ではそう多くはない。

オーナーは32歳。僕は68歳。仲介をしてくれた会社の女性(30歳くらいの美人)によると、彼は奥さんとミアノイを合わせて女性が3人以上いるのだという。すると、僕の隣にいた元妻の彼女が「この人もたくさん女がいるんですよ」と余計なことを言った。今はもう一人しかいないのに・・・

月末にさらに2か月分を支払って正式の賃貸契約を結ぶことになる。きっとまた記念撮影があるのだろう。

彼女は友達に新居の場所や間取りを教えて喜んでいる。もし僕と本当に別れていれば、家賃3500バーツの1Kの住宅に住むことになったはずだ。実は2日前に僕はその住宅を見に行った。「ええ・・・?こんなところに住むの?いくらなんでも可哀そう」と僕は思った。それも、彼女とヨリを戻そうと思った理由のひとつだ。

こんなふうに彼女と復縁する陰にはTとKの存在がある。Tとは今でも友達付き合いをしようと思えばできる関係にあるが、最近知り合ったばかりのKは、一体何が起こったのかさっぱり理解できないだろう。きちんと説明した方がいいのか、それとも突然の断絶にしておいた方がいいのか、女性を切り捨てた経験があまりなかったので、少し迷っている。放置するのがお互いのためかな・・・いや、そいうわけにはいかないだろう。

(10月22日、午後7時50分)


チビの死がもたらしたもの

17日木曜日の夕方、お隣のブルドックに咬まれ、金曜日の未明に息を引き取ったチビ。あっという間の出来事だった。もし病気にかかって、治療を続けたあとに死んだのなら諦めもつくかもしれない。突然の“事故”は辛すぎる。何かの事故や災害で家族を失くした人の言い知れぬ悲しみが、この歳になって初めて少し分かったような気がした。

土曜日は、バンコクの研修から帰ってくるKと会う約束をしていた。数日前、「僕たちの記念すべき日にするために、ホテルに1泊してみようか」と提案したら、KはアッサリとOKした。すぐに郊外の瀟洒なホテルを予約した。

もしチビが入院したままの状態だったら、土曜日はどうしていただろうか?チビを放っておいて、Kとの逢瀬を楽しんだだろうか?それは仮定の話だから、どうなっていたか分からない。その日はけっこう迷った末に、チビの死を忘れるためにもKと会うことにした。

ところが、いつまでたってもKは約束したホテルに来なかった。その逆に、元妻からはこんなLINEメッセージが入ってきた。

「今アナタがどこに居るか分かりませんが、ワタシはアナタの世話をしたいです。なぜなら、アナタを今も愛していますから」

Kは来ない。元妻は僕を愛しているという。さて困った。激しく心が揺れた。でも、何だか自分がバカみたいな気もした。Kが来ないので、夜一人でホテルの近くのレストランで食事を始めた。亡くなった妻とも、元妻とも何度か来たことのあるタイレストランだ。ウエートレスはみんな若くて色っぽい。広い店内を見渡すと、男一人という客は僕しかいない。ウエートレスと目を合わせると、みんな意味ありげな視線を送ってくる。

食べ始めて1時間、KからLINEが来た。「今どこにいるの?」・・・昼過ぎに会う約束だったのに、もう夜8時を過ぎていた。

Kとビールを3本飲んで、彼女も少し食べて、ホテルに一緒に戻った。そして予定通りの行動をした。寝る前に1回、朝起きて1回。でもちょっと違和感があった。元妻とお勤めするときのような感じとはだいぶ違う。でも、「こんなものかなあ」と思って、とくにガッカリしたわけではなかった。それよりも、彼女の早口のタイ語が気になった。よく分からないのだ。言っていることが。

その翌日は、彼女が勤める会社に初めて出勤する日だった。夜8時までの勤務で、僕は7時にはその近くに行って待っていた。そして一緒にまたビールを飲んだ。ところが、そのあとが問題だった。別れる前に、駐車場に止めたあった僕の車の中でくっついて話をした。

「車のガソリン代がないので困ってるの・・・」

それまで、お金のことで彼女が僕に助けを求めたことが一度だけあった。彼女が会社の研修でバンコクにいるとき、2000バーツ銀行振り込みで貸してあげたことがあった。「チェンマイに帰ったら返します。ありがとう」で終わっていた。

ガソリン代が払えない?そんな財布の状態でどうして車に乗っているのか?でも困っているなら助けるのが紳士の作法なので、財布から1000バーツを取り出して渡した。すると「これで給料日の月末までもつかしら?」と言った。僕はあれっ?と思った。月末までの10日分のお金が欲しいというのだろうか・・・

「前に貸していた2000バーツもあるよね」と僕がハッキリ言うと、彼女は、「ありゃー、そんなことを言うの・・・」と驚いたふりをした。2000バーツは貸したのではなく、あげたことになっていたようだ。それはそれで構わない。でも関係を持った途端にお金のことを持ち出す彼女を見ると、「ああ、やっぱり」という思いがした。誰も彼も同じだね。結局は男は金ズルに見えてくるのかもしれない。

その日の夜、僕は夢を見た。亡くなったばかりの犬のチビが出てきて、僕にタイ語でこう言った。

「おとうさん、M(元妻の名前)を捨てたらダメです。ちゃんと面倒見てあげてください。僕のお母さん(亡くなった妻)も、そう望んでます」

チビの一言で僕は我に返った。でも、こんなことが本当にあるのだろうか・・・犬が亡き妻の想いを伝えてくることなんて、とても信じられない。でもそうだったのだ。夢は人の深層心理をあらわすものだと言われている。とすると、僕は結局は元妻を捨てられない運命にあるのだ。そして今日、僕はその夢に出てきたチビの言う通りに行動した。

自分の行動力に、自分でも驚いた。とにかく速い。僕と元妻の2人と、もう一匹の犬が住む新しい家をすぐに見つけた。チェンマイ市内に手付金を払っていた家はキャンセルした。お金の問題ではない。明日はその家の契約をすることになっている。今の家よりもだいぶ市内寄りだが、彼女の勤めているゴルフ場までは9キロなので仕事に支障はないだろう。それよりも、僕の求めていたような理想的な住宅だった。

「女を追いかけているよりも、こういう家でお前さんと犬と一緒に暮らすほうがよっぽど楽だということが分かったよ」

「なんですか?アナタは今頃やっとわかったのですか?」

また仕切り直しだ。考えてみれば、2年以上前からこんなことばかりやっている。結局は彼女と離れられないのだ。でもチビは命を賭してまで、そのことを僕に伝えたかったのだろうか?とにかく彼女とは別れられないことはこれで分かった、としか言いようがない。やれやれ。この3か月間はずいぶんと浪費したものだ。でも、得たものも大きいかもしれない。

でも待てよ。別れるからと言って彼女にあげた〇〇万バーツはどうなるの・・・・

ついでに言うと、そろそろこのブログも打ち止めにしようかとも思っている。なぜなら、もう書くほどのドラマチックな展開はないかも知れないから・・・

(10月21日、午後10時)

プロフィール

Niyom

Author:Niyom
2012年、60歳でチェンマイへ移住。2017年にタイ人の妻を病気で亡くした後、愛人だった若いタイ人女性と再婚、前妻が可愛がっていた小さな犬2匹も一緒に暮らしていたが・・・

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