FC2ブログ

復調の兆し、ようやく80台

12月15日(土)

最近の彼女は僕がゴルフに行くのを嫌がるようになってきた。表向きは「お金の無駄遣い」と言っているが、本音は別のところにあるのかもしれない。いつも同じキャディーを指名して仲良くラウンドするので、焼餅を焼いているのかもしれない・・・???

ところが今日は彼女の反対を押し切って近所のゴルフ場に出かけた。一応は昨夜、「そんなこと言うなよ。ゴルフをとったら僕には何も残らないよ」と、いい加減なことを言って彼女を説き伏せた。

その甲斐あって、今日は最近にないスコアが出た。90を切ったのは、おそらく2年ぶりか3年ぶりではなかろうか。

DSC_2584.jpg

今日の目標はバーディー1個とパー5個に設定した。結果はバーディーなしだがパーは8個取れた。バーディーチャンスは何度かあったが1メートルのパットまで外したので結果はゼロ。それでも僕にとっては久々の好スコアで、とくに後半の40というスコアはベストタイ。記憶に間違いがなければ、これまで40は2回あったので、これで3回目。ちょっとレベルの低い喜びようだが、僕にとってはこれで十分だ。

何がよかったかというとドライバー。ミスは1回だけで、あとはすべて思った通りの方向へ飛んで行った。全盛期の飛距離も復活してきた。その理由は以前も書いたが、肘の使い方。左ひじ(僕は左利き)をきっちりと絞ってスイングしたので、きれいなドローボールが打てた。それ以外の理由としては、いったん池に入ったボールが2度も水から上がってきた。いわゆる“水切りショット”。たまにあるが、2度というのはめったにない。要するに、ツイていたということだ。たまにはこういう日もあるからゴルフはやめられない。

今日は彼女も朝早くからお仕事だった。途中一度だけ遠くに姿を見かけたが、多分彼女はこちらに気付いていなかったようだ。彼女は今日も27ホール仕事をして、チップを含めて800バーツくらい稼いできた。1000バーツ稼いだ日もあった。僕と病院へ行った日をのぞいて、今月はすでに2週間働き12000バーツくらい稼いだことになる。僕の方はこの1か月間、12回のゴルフで15000バーツくらい散財した。

彼女に今日のスコアカードを見せたら、「へえ、それがどういう意味があるの?1バーツにもならないじゃない」と一顧だにされなかった。何という冷たい嫁だ。きっとゴルフをやめたら彼女は喜ぶだろうな・・・


にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村  
スポンサーサイト

久しぶりに大病院へ行ってきた

12月11日(月)

今日は全然楽しくない話だ。国立のチェンマイ大学病院の中にある「私立シーパット病院」へ彼女と一緒に行ってきた。

3年前に、そこで胃と大腸の内視鏡検査を受けた。結果は大腸に確か2つ小さなポリープがあって検査中に摘出してくれた。担当の女医さんの「2年に1回は検査をする方がいいでしょう」という言葉を忘れたわけではなかったが、面倒で行かなかった。

この半年ほど便通に少し変なところがあるので、気になっていた。毎朝のことだが、すっきりと1回で済まなくて、1時間くらいの間に2回か3回も用を足さなくてはならなくなった。以前はこんなことはなかった。年齢的にも大腸や前立腺に異常をきたす確率が高くなるころだ。

チェンマイ大学病院は乳癌で亡くなった前妻とは毎月のように通っていた。もちろん前妻の治療のためだ。今の彼女と行くのは初めてで、今日はキャディーの予約をキャンセルして同行してくれた。医者への説明は彼女がやってくれた。もし僕一人なら、タイ語と英語を混ぜてくどくどと言うところを、彼女は早口で簡潔に説明してくれた。

内視鏡検査は完全予約制で、検査の前日には食事の制限がある。検査のための薬も前日の決められた時間に飲まなくてはならない。看護師さんはこうした注意事項を彼女に向ってテキパキと説明をした。彼女も病院の看護師の経験があるから大体のことは分かっているようで、聞き返すことは何もなかった。

3年前の検査のときは亡くなった前妻が一緒だったので、やはり僕は上の空で医者や看護師の説明を聞いていればよかった。違いがあるとすれば、前妻との会話はすべて日本語、今の彼女は日本語がまったくできないからタイ語になる。日常生活のことはタイ語で十分にコミュニケーションできるが、体や病気のことになると僕のタイ語では心もとない。でも看護師経験のある彼女だから、正しい単語を使わずに話しても大体理解してくれる。たとえば、大腸のことはタイ語で「ラムサイ」というが、それを知らなくても大丈夫だ。

今回、内視鏡検査を受けることになって失敗したなと思ったことがひとつある。それは医療保険のこと。今年の3月に、年5万バーツほどかかるので保険を解約してしまった。解約する前に検査を受けて、仮にポリープを1個でも摘出したとすれば、それは「検査」ではなく「治療」となって、保険会社が払ってくれるのだ。ポリープも何もなければ純然たる検査になって、もちろん全部自費になる。

この前HIVやB、C型肝炎の血液検査を受けたときもそうだったが、多分大丈夫だろうとは思っていても、病気の検査は嫌なものだ。「大腸がんができてます」と言われたら、その時どうするか。大金を用意してタイで手術を受けるか、日本に帰国して再度住民登録し、公的保険に入るか・・・大きな病気になったときはどうすればいいのか迷うだろう。こちらで保険に入っていないと心配になるものだ。

僕の知り合いで、日本に帰って健康診断を受けたら癌が見つかり、日本で手術した男性がいる。心臓に持病があって、治療のために毎年日本に帰っている人もいた。高齢の域に入ってきて海外移住する場合、やはり一番厄介なのは健康問題だ。もし大きな病気になるとすれば、コロッとあの世へ行けると煩わしさがなくていい。僕を含めてそう思っている人が多いかもしれないが、そうは問屋が下ろさないものだ。


にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村  

1人ゴルフもまた楽しからずや

12月10日(月)

今日は久しぶりに一人でゴルフ場へ行った。先月の中旬から今月上旬にかけて、日本から知り合いの男性が連続してチェンマイに遊びに来られたので延べ10日余りをゴルフで過ごした。

僕はこれまで2日続けてゴルフすることは何度もあったが、今回は3日連続を初めて経験した。日本からゴルフ目的で来る人で、よく2週間連続とか、中には30日連続でプレーするというツワモノがいらっしゃるが、僕はとても無理。3日も続けるとスイングが乱れてきて、ゴルフというよりはボール転がしのようになる。スコアはいとも容易く100を超える。情けないことに、110以上という日もあった。

不調なので、もう今年は打ち止めにしようかと思っていた矢先、土日の2日間休んだら、またまたゴルフがしたくなった。これは中毒のようなもの。それで近所のゴルフ場へ一人で出掛けたというわけだ。

18ホールのうち前半の9ホールは会ったことのないタイ人1人と、以前会ったことのある日本人1人の計3人で回った。昨日練習場へ行ってスイングを矯正したおかげで久々に調子が良く、パーが2つ取れ、バーディーも10日ぶりで取れた。

そのお二人がプレーを終えて、後半は僕一人で9ホールを回ろうとしていたら、キャディーが「前にいる二人は日本人だから一緒に回りましょう」と提案してきた。でも、僕の目には日本人とは思えない。耳を澄まして二人のやりとりを聞いてみたら、やっぱり日本語ではない。ひょっとして韓国語?でも違うような気もする。まあ何でもいいや。僕は国際人もどきだから、どこの外国人と一緒でもOKだ。そうして3人で回ることになった。

そのお二人は僕と大体同年輩か少し若い感じで、一人はゴルフのレベルが高かった。飛距離はドライバーが250ヤードを軽く超え、グリーン周りもうまい。もう一人は僕といい勝負。でも二人とも、ゴルフの腕前というよりもゴルフのマナーや同伴プレーヤーへの気遣い、キャディーへの気遣いがとても立派だった。

僕がミスショットすると、英語で「大丈夫、大丈夫、落ち着いてゆっくりやって!」と励ましてくれる。打球がショートしてグリーンの手前に落ちたら「行け、行け!」とボールに声を掛けてくれる。キャディーのうちの一人はかなりの年配だったので疲れた様子だった。そうしたら自分のバッグは自分で引いて歩く。自分のだけでなく、手が空いていたら同伴者のバッグも引いて歩く・・・僕のバックまで引いてくれる場面もあって、僕のキャディーが驚いていた。

きっと韓国人だろうなとは思っていたけれど、お二人ともお喋りではなく、プレーに関係ない会話はしない。いつもニコニコしてさっさと歩き、同伴者がいいプレーをすると「グッドショット!」とだけ声を出し、実に気持ちよく後半の9ホールをプレーできた。

最後に別れる時に「僕は日本人ですけど、あなたのお国はどこですか?」と聞いてみたら、やっぱり韓国だった。ゴルフのうまい方の男性はチェンマイに5年住んでいるとか。韓国人の言葉は大体聞けばわかるはずなのに、お二人の時折の会話が韓国語らしく聞こえなかったので確かめてみたのだ。

お二人は、そのゴルフ場に初めてやってきたんだそうで、キャディーもどこの国の人か分からなかったらしい。僕が「やっぱり韓国人だったよ」とキャディーに言うと、「韓国の人は大きい声でよく喋る人が多いけど、あの二人は無駄口をたたかず、さっさと歩き、キャディーにも親切ですごく気持ちが良かった」と、しきりに感心していた。まったく同感だった。

そのあと彼らが別のゴルフ場の会員であることがわかったので、電話番号を交換して別れた。僕はイギリスやスイス、デンマークなどのファランと一緒にプレーしたことはよくあったが、韓国の人と一緒に回るのは6年の間で今日が2度目だった。そう言えば、前の韓国人はチェンマイ在住のティーチング・プロで、下手な僕のゴルフに文句も言わずに一緒にプレーしてくれた。僕があまりに酷いショットを打つと、ちょっとしたアドバイスまで英語でしてくれた。でもそのプロは、心臓発作か何かで亡くなったと聞いた。

日本人同士でつるんでプレーするのも自然でいいけど、一人でふらっと出かけて行って、見知らぬ外国人と知り合うのもなかなかに楽しいものだ。日本にいてゴルフをしても、なかなかそういう機会はない。


にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村  

今夜の食卓

12月8日(土)

“今夜の食卓”は久々だ。2人の食卓にしては余りにボリュームがあったので、思わずカメラを取りに2階まで駆け上がった。

DSC_2579.jpg

こういう感じでポーズをとる彼女の写真も久しぶりだ。今日は摺りガラスの効果で暈かした“裸〇”ではなく、顔にだけ軽いモザイクをかけた。(意味が分かるかな?)

DSC_2574.jpg

これは買ってきた豚肉の揚げ物。2人じゃとても食べきれないから、半分は明日の朝だ。

DSC_2573.jpg

ここからの2品は珍しく彼女の作品。これも豚肉がたっぷりと入った“パクカナ”(パカナ)の炒め物。美味しかった。

DSC_2572.jpg

僕の大好物のカリフラワーの炒め物。ここにも豚の挽肉が少しだけど入っている。要するに今日は豚肉のオンパレードの夕食だった。

彼女は今朝も6時に家を出てゴルフ場へ行き、27ホールを回った。仕事が終わったのは午後1時半というから効率はいい。稼ぎは実働6時間で830バーツ也。これが毎日続くとすると、1か月でおよそ25,000バーツ?(8万円ほど)。お客さんの多いこれからの2か月間はそれが実際に可能だ。

「たったそれだけ?」と思う人もいるだろうが、チェンマイで月2万バーツ以上稼ぐタイ人は決して多くはない。1万バーツ以下の人が多い。家族みんなで働いて、かろうじで生活が成り立っている。わが家の場合は彼女一人の稼ぎで糊口をしのぎ、僕はゴルフや将棋で遊ばせてもらっている。というのは真っ赤なウソで、彼女の稼ぎは僕のところには回ってこない。

それはともかく、豚と野菜で満腹の今夜の食卓だった。あ~、明日の朝もまた豚か・・・


にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村  

朝食に異変が・・・

12月2日(日)

久しぶりに食事のことを書いておこう。

米の飯や麺類、パンなどの炭水化物を減らすことによって血圧が相当下がったことは既に書いた。それはそうとして、最近の朝食は今までのような「サラダ、ゆで卵(あるいは肉)、チーズ、果物ジュース」という取り合わせではなくなった。

DSC_2544.jpg

これが今朝の食事。彼女が作るフレッシュジュースは相変わらずで、今日はキウイとミカンだった。その横に並んでいる袋に入った2種類の総菜は、今朝早くに彼女の叔母さんが家で作って持ってきてくれたもの。ジュースの隣は野菜炒め。右端の袋はタイ語で「トムチュー」というスープ。今朝は開けずに、夕食にとっておいた。

DSC_2546.jpg

この野菜炒めは、日によって中身は少し変わるが野菜が7~9種類入っている。今朝は僕の大好きなカリフラワーも入っていた。緑と黄色のピーマンも入っている。味は塩分少なめの薄味で、野菜炒めと言っても油は少なく煮物のようだ。これを毎朝持ってきてくれる。僕は朝と夕方の2回に分けて食べる。一日の野菜はこれで十分だ。

DSC_2547.jpg

鶏のから揚げ。朝食べるにはちょっと多いのだけれど、彼女が6時ごろ仕事に出かけたあと、僕一人でこれを平らげた。ワンちゃんも少し手伝ってくれた。

どうして彼女の叔母さんが僕の食事を作ってくれるようになったのか・・・

「これ食べてみて。あなたの旦那さんの口に合うかどうか。日本人の人から日本風の味付けを聞いて作ってみたから・・・」

ある日、そう言ってビニール袋に入った野菜炒めを叔母さんが持ってきた。美味しい!いろんな種類の野菜が入っている!油は少なくて薄味だからヘルシー!「これなら毎日でも食べられるよ」と僕が言ったのが運のつき。次の日から毎日作って持って来てくれるようになったというわけだ。もう10日ほどになる。

本音を言うと、毎朝毎朝、同じ味の野菜炒めを食べさせられるのは少々・・・。でも、それだけでなくスープや肉料理も付いて来るようになったので嬉しい。だから朝はしっかり食べるようにして、昼はコーヒーとチーズだけにしている。夜は、ウイスキー(スピリッツ)のソーダ割を2~3杯と彼女が買ってくる豚肉か魚の総菜、それに冷蔵庫にある朝の野菜炒めの残りをまた食べる。

なぜそういう食事になったのか?彼女は毎朝4時に起きて家事を済ませ、6時には仕事に出て行く。ゆで卵とサラダとジュースばかりの朝食では僕が物足りないだろうと考えた。そこで、近くに住んでいる叔母さんの手料理が登場したというわけだ。

チェンマイには彼女の(父方の)叔母さんがたくさんいる。料理を作っているのが誰なのか僕は知らない。多分、まとめてたくさん作って家族も食べているのかもしれない。辛い料理を組み合わせれば、タイ人も辛くない野菜炒めや辛くないスープも食べる。そして材料費は彼女が渡している。だから叔母さんの利害と僕たちの利害が一致しているのだ。お店で買う総菜とは比べ物にならないくらいの量がある。

彼女の手料理が食べられなくなって少し寂しい気もする。でも僕の味覚や好みに合わせて料理を作ってくれる親戚がいるというのも悪くない。ただし、薄味の料理ばかり食べていると、“いかにもタイ料理”という辛めの料理も食べたくなるから不思議だ。僕の舌は辛いタイ料理にも馴染んでいるからだ。食事のバランスをとるのはなかなか微妙で難しいものだ。


にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村  

HIV検査を受けた(2)

11月25日(日)

「Napneung(ナップヌン)」という名前の医療プロジェクトの存在を知ったのは今年の9月のことだった。

ある日の朝、起きてすぐにいつものようにスマホで日本のニュースをチェックしていたら、突然画面がチェンマイの「Napnueng」のホームページに飛んだ。実に不思議なことがあるものだ。

「Napneung」はチェンマイ大学医学部のプロジェクトで、フランスの研究機関とタイアップしてHIVをはじめ、さまざまな感染症の拡散防止のための活動を行っている。タイ人はもちろん、外国人でも旅行者を除いて無料で検査を受けることができる。

検査はHIV、B型肝炎、C型肝炎、そして梅毒の4種類を1回の採血で同時に行う。ホームページには、匿名で検査を受けることができること、予約はメールまたは電話で行えること、所要時間はカウンセリングや結果の説明を含めて約1時間で終わることなどが書いてあった。

8月19日に“不適切な性行為”を体験したあと、やはりHIVのことは気になった。大体の知識は持っているつもりだったが、改めて感染していた場合の初期症状についてネットで調べた。

HIVは事後2日で感染が成立する。ただし感染者と接触の機会があっても、血液からの感染をのぞき、感染確率は梅毒や淋病など他の性感染症とは比べ物にならないくらいに低い。宝くじに当たる確率よりはもちろん高い。直後にHIV予防薬の服用を開始すれば、感染の確率は更に下がる。ただし予防薬は非常に高額で、日本では感染後の治療目的以外には保険が適用されない。

感染すると、2週間後から6週間の間にインフルエンザのような発熱、喉や関節の痛みなどの症状が90%以上の割合で現れる。それに加えて胸や背中に5ミリ~1センチの赤い発疹の出ることもある。それらの初期症状は数日で自然に消える。僕の場合は、6週間くらい経ったころ、形が不規則な赤い湿疹のようなものが胸や腕に現れたので慌てた。発熱などは一切なかった。

元看護師の彼女が見ると、「これは熱い油が皮膚にかかったときに出来る一種のやけどです」と言った。結果として彼女の見立ては正しかった。なぜなら、その頃上半身裸のままフライパンで揚げ物をしていて、飛び散った細かい油が胸と腕にかかったことがあった。プツプツが現れたのは多分その翌朝からだ。冷静になればわかることだったが、“6週間目”という時期が合致していたので不安になったのだ。

HIVに感染した場合、初期症状が現れる頃に検査を行っても感染しているかどうかは分からない。大体3か月後に血液を調べると、簡易検査でもほぼ間違いなく判定できる。だから僕は8月19日のおよそ3か月後に念のため検査を受けることにした。

Napneung(ナップヌン)の検査施設はチェンマイ市内ではチェンマイ大学病院とノンホイのクリニック、そしてチェンライにもある。僕はWebsiteから検査日時を予約した。Websiteからは場所が指定できなかったので、前日になって電話で希望を伝えた。

約束の時間にクリニックを訪ねると、女性の医療スタッフが現れて診察室のような部屋へ案内してくれた。名前は聞かれない。国籍も聞かれない。もちろんパスポートや免許証を見せる必要はない。チェンマイにどれくらいの期間滞在しているかは聞かれた。

肝炎の検査で陽性になった場合は確定診断のための精密検査の必要がある。そのため採血と血液保管の同意書へのサイン(名前ではなく検査の日付を手書きで記入)に加え、連絡先の電話番号を記入しなければならなかった。強制ではないと思う。

それだけではない。女性スタッフはi-padのようなタブレットを取り出して画面を僕に見せた。そこには受検者の生年月日や生活環境に関する質問のほか、HIVやB、C肝炎などについての受検者の知識をチェックする問題が並んでいた。解答はすべては選択式だが、問題の数が多いので時間がかかった。タブレットの言語はタイ語と英語の2種類あって、僕は英語を選択した。ちなみに女性スタッフとの会話は、例によって僕の癖で英語とタイ語のちゃんぽんになった。彼女の会話も僕につられたのか2言語になった。

タブレットの質問に答えていくと、分からない単語が一つあった。たしか“incarcenated”という単語だ。「あなたはこれまでincarcenatedの経験がありますか?」という質問・・・女性スタッフに意味を聞くと英タイ辞書を取り出して調べてくれた。「刑務所に入ったことがありますか?」という意味らしい。なかったような気がするが・・・

タブレットの質問にすべて答え終わったら、今度は女性スタッフから「なぜ検査を受けようと思ったのですか?」と核心に触れる質問を受けた。

僕は8月19日の出来事についてごくごく簡単に述べた。もちろんエロい表現は一切なし。すると「そのマッサージ店はどこですか?」「相手の女性の名前は?」と聞いてきたので、「チェンマイ市内のタイマッサージ店です。女性の名前は分かりません」と答えた。それが8月の出来事に間違いないかどうか、カレンダーを見せられて何度も確認された。3か月経ってなければ、簡易検査の信頼度が保証できないからだ。

これらすべての前置きに45分くらいかかった。そしていよいよ採血になった。その女性スタッフは看護師なのか医師なのかは分からないが、手際は良かった。検査機器に血液を入れて結果を待つことおよそ10分。その間に雑談をした。今日本では若者の間に梅毒が増えていること、HIVに関しては、外国から輸入した非加熱血液製剤によって血友病の患者が多数感染した30年くらい前の事件などについて僕の方から話した。興味深そうに聞いてくれた。

クリニックに入ってほぼ1時間くらい経った頃、検査の結果が出た。女性はそれまで以上に畏まった固い表情になった。結果が印字された紙を渡してくれただけで、「よかったですね!」というような、感情を表す言葉を彼女は一切口にしなかった。プロの態度だ。別れ際に女性の名前を聞いた。「それは・・・匿名ですから」と初めてニッコリしてくれた。外国人で検査を受けに来る人は結構多いそうだ。


DSC_2531.jpg

ご覧の通り、結果はすべて「negative(陰性)」だった。

8月19日から約3か月の間、“不安という名の代償”を受けた。もしもの場合は、彼女にも検査を受けさせなければならない。自分はともかくとして、彼女のことが一番気がかりだった。

彼女とのお勤めで“中出し”したことは、半年以上前の一度しかないが、いつもギリギリまでは避妊具を装着しないことが多い。でも8月19日の翌日から、「発熱が全くないので、まず大丈夫だろう」と思えるようになった7、8週間後までは珍しく最初から避妊具を使用した。彼女も変だと思っただろう。「もし自分がHIVに感染していたら」と思うと若い彼女のことがとても心配だった。

僕の知り合いで「日本でもタイでも、たくさんの女とコンドームなしで関係しているけど、病気をもらったことは一度もない」と豪語している強者がいる。しかしHIVの場合はエイズを発症するまでの潜伏期間が5年以上、10年くらいある。だから今何もないからと言って油断できない。多分そういう男性は「僕はいつ死んでもいいから全然怖くないよ」と言うだろう。そうではない。他人を巻き込むから感染症は怖いのだ。

あの日は僕にも十分に落ち度があった。根が好きだからどうしようもない。しかしあのマッサージ師の熟女も、もし突然性行為に及ぶのであれば、コンドームは用意しておくべきだ。僕も今後またそのような機会がないとも言えないので、外出するときは常に最低1個は携行する事にしようかな・・・(笑)


にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村  

HIV検査を受けた(1)

11月24日(土)

もの好きからではない。“もしや”という出来事があったので、念のためという意味で受けてみた。検査を受けたのは今週だが、コトの発端は今年の8月19日の夜に遡る・・・・陰性かどうかをハッキリさせるためには3か月後の検査が必要だ。

その日、彼女は友達と飲みに行って、暗くなってもなかなか家に帰って来なかった。連絡しても返事がない。しょうがないから久しぶりにチェンマイの中心部まで行って、一人で晩ご飯を食べた。ついでに、日本人の知り合いがよく利用しているというタイ・マッサージの店に行ってみた。食事の時に少しビールを飲んだので、車を運転する前の時間潰しだった。

マッサージの料金はごく普通で、1時間200バーツ。僕に付いたマッサージ師は40代半ばくらいの地味な感じの熟女だった。マッサージの腕前はなかなか上手だった。ところが・・・

その熟女、僕の太もものあたりをえらく丁寧にマッサージし始めた。しかも、だんだん付け根のあたりに集中してくる。局部を触るわけではないが、ギリギリのところに指がくる。そうすると、僕は元来が元気な方なので敏感に反応してくる。でも触っては来ない。「おいおい、そんなところばかりやるなよ」という思いと、「触りたいなら、さっさと触れよ」という気持ちが交錯する。

15分くらい経ったころ、「しっかり立っちゃったよ」と僕の方から口にしてしまった。それがよくなかった。すると、待ってましたとばかりにちょっと触り始めた。マッサージを中断したわけではない。ときどき触ってみて、大きさや硬さを品定め。「元気いいわね」と言ったかと思ったら、「どれどれ」と、僕のパンツを脱がしてしまった。“極細短小”というわけではないので恥ずかしくはないのだが、どうしてそうなっちゃうの・・・・?

噂に聞く手を使った“局部マッサージ”を始めるつもりだろうか?別に嫌というわけではないが、お金のことは何も言ってこない。そのうち「500バーツでサービスしますけど、どうしますか?」と聞いて来るに違いないと思っていたら、そうじゃなかった。つまり有無を言わせず、一方的だった。

その熟女、何と自分のパンティーを脱いで・・・僕の上に覆いかぶさったと思ったら、あっという間に硬いモノを入れてしまったのだ。オイオイ、ここは置屋でもソープランドでもないだろう。しかもコンドームもしてない。でも、こういう時って男は逆らえないものらしい。以前は(とくに日本で)風俗店に出入りしたことはあるんだけど、無防備ということは当然一度もなかった。

僕があっけに取られてじっとしていると、熟女は無言のままゆっくりと腰を動かしてくる。そのお店は隣のマッサージスペースと薄い板壁で仕切られていて、形ばかりの扉も付いているのだが、音は筒抜けで、隣のタイ人のお客さんの会話が聞こえる。マッサージの女性と世間話をしているようだ。

一方的に合体した熟女は、誰かが間違って覗いてもコトに及んでいることがバレないように、下着は脱いでいるがちゃんと仕事着を纏っている。自分のお尻が丸出しにならないようにバスタオルで隠してもいる。

その熟女、「へ~、こんな女もいるんだ!」と驚くくらい締まりがよかった。でも突然の挿入は困ったものだ(とは勿論思わなかった)。騎乗位よりも対面座位がお好きらしく、僕を抱き起してスイングし始める。カラダは触り放題だけど、唇を近づけてもその気配は見せない。キスしたくなるほどの美人でもない。恐ろしいB型やC型の肝炎をうつされることだってありうるからキスは要注意だ。

相変わらず双方無言。僕は知らない女と無防備でやるという経験は一度もなかった。HIVその他は大丈夫?という思いが少しよぎっていたのだけれど、快感に浸りはじめていたから制止する理性は失っていた。

静かな結合が続き、ついに我慢できなくなってきた。「中に出してもいい?」と蚊の鳴くような小声で聞くと、熟女は黙って頷いた。だから、この際と思って行きつくところまで行ってしまったってわけだ。終わったら自分と僕のナニをティッシュで拭いてくれたけど、シャワーを浴びるわけでもなく、今度は僕を裏返しにして背中と肩のマッサージを始めた。

1時間の料金だったけど、終わって時計をみると1時間半近くも経っていた。大サービスってわけだ。熟女は幾らほしいとも何とも言わなかったが、チップは多めにはずんだ。あれは一体何だったのだろう。

図らずもエロい前置きになってしまった。いよいよ本題だが、長くなったので次回にしよう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところで、話はガラリと変わる。昨日書いたお金の件、彼女は昨日の夕方仕事から帰ってきて、ガソリン代と薬代の4000バーツを耳を揃えて返してきた。はじめから返していれば昨日の記事はなかった。誰かがブログを見て彼女にアドバイスしたのかもしれない(笑)。「この際、穏便に済ませた方が身のためだよ」とか何とか・・・(そんなわけないか)

僕は彼女を相当愛しているから、4000バーツのうち1000バーツをその場で戻してあげた。チップだと言って。僕はお金はないが、それくらいの優しさは持ち合わせている。

さて明日に迫った給料日、12月分のガソリン代+薬代として5000バーツを差し引くかどうか・・・正直迷っている。今からまた友人とゴルフするから、その結果次第としよう。何の関係もないのだが・・・


にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村  

夫婦喧嘩・第2ラウンドとその顛末

11月23日(金)

嫉妬なのか何なのかよくわからないが、美人キャディーを罵った彼女であったが、30分も経てば忘れてしまったかのようにケロッとしていた。だから水曜日の夜は、「朝が4時起きの毎日だから、今日はダメ。眠いのよ」と言いながらも、お勤めをしようとすると何の抵抗もなく彼女は受け入れた。

問題は昨日の夕食の時の出来事。今度は女性の問題ではなくお金の問題。こっちはとても厄介だ。

「ガソリン代と薬代(注;バイアグラではない)の4000バーツ、まだ返してもらってないよ。25日の給料日に差し引いていいんだね?」

「どうぞ、それがいいわ」

「それに来月のガソリン代と薬代もこの際最初から天引きするからね。1か月5000バーツでいいよ。だから今月25日の給料日は、いつもより9000バーツ少なくなるけど、それでいいんだね。」

と言ったところで彼女の顔色がたちどころに変化した。まるで瞬間湯沸かし器のように。眉も吊り上がっているように見えた。

「えっ?アナタ何言ってるのよっ!今度引くのは4000バーツでしょ。5000バーツ減らすのは来月からでしょ!9000バーツ引くなんてあり得ない!」

「おいおい、お前はどういう計算をしてるんだい?4000バーツ引くのは、今月の未払い分。5000バーツは12月のガソリンと薬代。だから来月分の給料から9000バーツ引くんだよ。もしいやなら、いますぐ4000バーツ返しなさい!!!」

「だから来月でしょ!もういい加減にしてよ!5000バーツを引くのは12月25日からです!どうして今月の25日に引くのよ!!!」

「何を言うか、それがいやなら、お前が出ていけ!!!!!」


このやりとりには少し解説が必要になってくる。

僕たちが一緒に暮らし始めたのは去年の11月末のことだった。そして去年の12月の生活費は必要に応じで全額僕の財布から出した。けれども一々出すのは面倒だから、毎月25日に決まった額を彼女に渡すことに決めた。額をいくらにするかについては、12月の中旬に細かい話し合いをした。

つまり彼女との間で“月給システム”を取り入れたのは去年の12月25日からだった。12月25日に払うのは翌年の1月分だ。ところが彼女は12月25日にもらったのは“12月分”と誤解していたようなのだ。前払いのシステムになってることを理解していなかったのだ。今月の25日に渡す給料から12月分のガソリン代と薬代の合計5000バーツを差し引くのが正しい処理だ。それを分かっていない。

僕にしてみれば、彼女の抵抗は予想は出来たけど、あんなに怒り出すとは思わなかった。嫉妬どころではない。もし彼女の言い分に従えば、5000バーツ余計に給料を払うことと同じだ。

確かに考えてみれば、世の中に月給の前払いというのはまずないだろう。毎月25日に支払われるとすると、それは当月分ではなかろうか。支払い日が20日でもそうだろう。でも僕は毎月25日に翌月分の生活費を払うと決めたわけで、それをいちいち細かく説明はしなかった。彼女も分かっていると思ったので。

この際5000バーツをボーナスとしてあげるか、まだ返してもらってない4000バーツを帳消しにしてあげるか・・・。

昨夜は本格的な夫婦喧嘩の様相を呈した。僕は2階へ駆けあがって、気晴らしにコンピュータと将棋を指そうと思った。でも気持ちが集中できそうにないので将棋はやめた。そのうち気持ちが落ち着いてきて、「9000バーツの天引きは彼女にとってはきっと痛いだろうから勘弁してやるか」という考えが湧いてきたのだ。

そっと階段を下りてみると、彼女は食卓テーブルに陣取ってスマホをいじりながら、ウイスキーをストレートでちびりちびりとやっていた。

「おい、ダメじゃないか。こんな飲み方はダメだよ・・・」

そう言って、小さいグイ飲みのようなグラスを取り上げようとすると激しく抵抗した。優しく体に触ろうとしても抵抗した。でもそれは最初だけで、すぐに僕の口づけを受け入れた。何も言わなかったが僕の気持ちが分かったのだろう。そして二人でストレートを少しずつ飲みながら、話し合った。そしてこれまで彼女が言わなかった新事実がわかった。

_20181123_151424.jpg
イメージです

やはりイサーンの親戚だ。水牛の飼育を数か月前から始めていることは知っていたが、どうやら資金が足りないらしい。だから彼女は仕事に精を出し、家計を切り詰め、できるだけ親を援助しようとしていることがわかった。

「どうしてそれをハッキリ言わないんだい?隠し事は僕は大嫌いなんだよ」

「どうせ言ってもワタシの言うことを信用しないんじゃないですか?」

「そうでもないよ。それよりも僕に隠して何かをする方がよほどよくないよ」

彼女が急に仕事を頑張ったりケチになったのは親のためだった。自分の家が欲しいのは事実だが、それが主因ではなかった。バンコクへ出稼ぎに行こうかという構想もそれが原因だったようだ。きっと親は借金しているのではないだろうか。

実を言うと、10月の初めに彼女は毎月月末に1万バーツ返済するという約束で僕から5万バーツ借金した。今度は正式の証文もある。「もし毎月1万バーツを返済できなかったら離婚して、あなたからの援助は一切受け取りません」と書いてある。これは僕が求めた条件だ。そして10月末に彼女は1万バーツを返した。残り4万バーツだ。

最初から僕に率直に話していれば、それくらいの資金は貸すのではなく工面してあげたかもしれない。つまり、彼女は僕から借金し、5か月間で返済する道を選んだ。単にお金を無心するという道は避けたのだ。使途を正直に言うと僕が警戒すると踏んで彼女は使途を隠して借金した。今度こそ本気で返済するつもりだろう。だから生活も切り詰めて、僕への返済のためにお金を残そうとしているわけだ(笑)。いや、笑い事ではないけど(笑)。そんなこともあろうかと、実はうすうすは感づいていた僕だった。

僕たちは1時間くらい、お金以外にもいろいろなことを話し合ってから寝た。さすがに昨夜はお勤めはパスした。僕にもたまには勤労休暇が必要だから。


にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村  

初めての“嫉妬”?

11月22日(木)

昨日は僕が会員になっている綺麗なゴルフ場で日本人の友人とゴルフをした。ついでに、僕の彼女の女友達を1人、ゴルフができるので一緒に連れて行った。彼女の費用は基本的には友人と折半した。

ゴルフの後は、ゴルフをしない彼女も呼んで4人で食事した。女二人はビールを4本も開けたけど、たまにはいいだろう。友人は下戸だし、僕はコップ2杯と控えた。問題は、解散してから後のことだ。

彼女はその友達と夕方買い物に行って、午後8時くらいに帰ってきた。遅めの夕食を食べ始めたところ、彼女の様子がおかしい。まず何も食べない。テーブルを挟んでじっと座ったまま、怖そうな目で僕を見つめている。

「ご飯食べないの?」

「いらないです」

「あれっ?外で食べてきたんだね」

「・・・・」

「何か言いたいことでもあるの?」

「あのゴルフ場のあなたの若いキャディー、すごく性格が悪いそうじゃない!」

「はあああ?」

「美人だけど礼儀知らずの女だって、友達が憤慨してたわよ!」

突然の話に僕はびっくりした。何のことかサッパリ分からない。確かに会員になっているゴルフ場では、大体いつも同じキャディーを指名している。歳は25歳、子どもが2人いる。旦那はいないと言ってるが、本当のことは知らない。キャディーとしての力量は並みだが、美人で性格がいいのでこの3年間、大体いつも指名している。

「性格が悪いとか、礼儀知らずだとか言うけれど、一体どういうところが悪いの?ちゃんと説明してくれないか?僕はあのキャディーが性格が悪いとは思ってないんだけど・・・」

彼女の言い方は尋常ではなかった。何かを疑うような眼差しではなく、完全に怒っていた。そのキャディーに怒っているのではなく、僕に向かって声を荒げて怒っているから何が何だか分からない。

昨日はゴルフが終わる時間を見計らって彼女をゴルフ場に呼んでいた。たまたま僕たち3人がプレーを終えて駐車場に戻ってきたら、僕の車の傍で彼女が待っていた。だからその美人のキャディーと彼女は鉢合わせした格好になった。でも彼女は知らん顔しているし、まさか僕から「この人が僕の奥さんです」「この人が僕のキャディーです」と紹介するのも変だ。

彼女に「今からシャワーを浴びるから、ロビーで待ってなさい。外に居たら暑いよ」と、一言声を掛けて僕は消えた。そもそも何でロビーで待たないで、炎天下の外で待っていたのか、おかしいと言えばおかしい。ひょっとして、僕のキャディーを見たかったのかもしれない。

「性格が悪い」とか「礼儀知らず」というのは、彼女の友達が彼女に告げ口したことになっている。でも、僕の目から見てそう思わせるような失礼な行動はプレー中なかったように思う。それに、もし何か失礼な行動や言動があったのだとしても、僕に対して怒るような事柄ではない。僕はそのキャディーの保護者ではないし友達ではないし、ましてや恋人や愛人ではさらさらない。

ということで、結論として、彼女は僕が指名している美人キャディーの姿を見て嫉妬したのだろう。それ以外に考えられない。「この人、こんなキャディーをいつも指名して一緒に回ってるんだ・・・」と。自分よりも遥かに美人だから許せなかったのかもしれない。

さらに言えば、“二重嫉妬”の疑いもある。つまり、僕は彼女の友達をゴルフに誘って、結構な費用も出してあげている。日本人の友人が一緒とはいえ、3人で楽しんでいる。「ひょっとして、この人は私の友達のことが好きなのかもしれない」と思っても不思議はない・・・??

毎日わが家に出入りしているキャディーの友達と、初めて会った余所のゴルフ場の若い美人キャディー。その2人の姿が僕の姿に重なり合って、思いたくもない想念が湧き上がってきて・・・それがやり場のない怒りに変わる。そうなると感情はもう抑えようもない。友達の告げ口だとして若いキャディーを罵る。つまり、そんな女に興味があるのは許せないと。

“二重嫉妬”を疑わせる言動は確かにあった。美人キャディーの悪口の延長線上で自分の友達の名前を出し、「アナタ、彼女を愛人にしたいの?」と言ったのだ(これには少しハッとした)。若い美人キャディーのことを「愛人にしたいか?」ではなかった。女心は複雑だ。

彼女はタイ人の女にありがちな“嫉妬”とは無縁な女だと思っていた。でも、僕だっていつでも浮気ができるし、彼女と別れることも平気な男だということに思い至ったのかもしれない。それは僕にとってはいいことかもしれない。

昨夜は珍しく、本当に珍しく、寝ている最中に彼女の方から僕の手を握ってきた。食事の時に根拠もなくキャディーを罵ったことを反省したのかもしれないし、僕と別れるような事態になったら大変だと思ったのかもしれない。ATMがなくなるわけだから。それとも、「やっぱりワタシはこの人を愛してるんだ」と改めて気づいたのかもしれない。去年の“真夏の情事”のときのように・・・

なあんだ、惚気話か・・・(笑)


にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村  

誰しも見えない自分の姿

11月20日(火)

昨日、日本から来た友人とゴルフをした。彼と一緒に回るのは5か月ぶりのこと。キャディーは僕の彼女とその友達。彼女が僕のキャディーになるのは実に1年半ぶりくらいだった。

ときどき冗談半分で「たまには僕のキャディーをやらないか?」と持ち掛けても、「夫婦喧嘩になるからダメです」と断られ続けてきた。どういう心境の変化があったのかは分からない。彼女が僕のキャディーをやるとチップ代が節約できる。でも彼女にチップが入らないということは、家計にとってはプラスマイナス・ゼロだ(笑)。

日本の友人はだいたいみんな僕よりも上手い。とくに彼はショットが安定していて大概どのホールもパーか、たまにボギーだ。バーディーも時々ある。僕もパーは出るが、最近は18ホールのうち良くてもせいぜい3つか4つくらいだ。ゼロの日もある。大体はボギーかダブルボギーと相場が決まっている。大たたきもある。バーディーとは半年くらい無縁になっている。

どのホールも見事にまっすぐTショットを放つ友人に対して、僕は全く安定性がない。何ホール目かで、素振りをしている僕に彼が近づいてきて、意を決したようにアドバイスしてくれた。

「見てると、バックスイングの時、利き腕の肘が体から離れるのが早すぎます。肘は開かないで、できるだけ地面の方を向いている方がミスショットが少ないですよ・・・」

ゴルフをやらない人にはサッパリわからないだろうが、僕はその言葉を聞いてハッとした。自分では肘の角度に気を付けてクラブを振っているつもりだったからだ。自分の意識の通りできているかどうかは、自分自身ではわからないものだ。何事においても。

彼のアドバイスの通り、利き腕の肘を途中までできるだけ体から離さないように気を付けたら、それまでと全く違う球が出始めた。僕の全盛期の球筋だ。しかもドライバーだけでなく、すべてのクラブがいい弾道で飛び始めた。パーを増産するところまではいかなかったが、自信をなくしていた自分が嘘のように、途中からショットに不安を感じることなくプレーすることができた。たった一言のアドバイスのお陰で。

「一言アドバイスを聞いただけで、次のショットからすぐに結果が出せるというのも、大したものですね」と、思わず自画自賛してしまうくらい劇的な変化を実感した。彼も同意したのかどうかは分からないが、ニッコリと笑っていた。

彼も大したものだ。僕にアドバイスしてくれたあと、彼自身も肘の動きを意識して打つようにしたという。すると元々良かったショットが更に良くなった。他人へのアドバイスによって自分自身をも戒めたのである。これは中々できることではない。「人のふり見て我がふり直せ」を実践したわけだ。

しかし、さすがの彼も昨日はバーディーが出なかった。18ホールのうち少なくとも5~6ホールはピンの近くにつけたバーディー・チャンスが訪れた。ところがパットが惜しいところで決まらない。ホールの僅か1センチ手前で止まったパットもあった。

もしバーディーが出たら、1ホールにつき100バーツのチップを追加すると彼は宣言していたから、キャディーは相当期待したと思う。結果は残念ながらゼロに終わったのだが、それでも紳士の友人は100バーツを加算してチップをあげたらしい。それも中々できることではない。

これまで一緒に回った人からアドバイスを受けたことは何度かある。プロでもないのに、まるでレッスンをするような態度で延々と講釈を垂れる人もいた。しかもその日まで知らない人だったのに。昨日の友人のアドバイスはまさに効果できめん、値千金。ここ1年くらいの不振の原因が肘にあったのかもしれない。

ゴルフに限らず、持つべきものは“よき友”だ。ちょっと持ち上げすぎか・・・(笑)


にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村  
プロフィール

Niyom

Author:Niyom
身を削って過ごした30余年のサラリーマン生活にピリオド。ここチェンマイに移り住んでからも、楽しいこと辛いこと、いろいろとありました。でも、それは全部過去のこと。人生、どこまでリセットできるものなのか、自ら実験台になって生きています。

最新記事
最新コメント
フリーエリア
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QR