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虚業はつらいよ

3月2日(金)

今日はチェンマイ総領事館へ行って、在留証明書の申請をしてきた。毎年、誕生月になるとこの書類をもらって、年金機構やもうひとつの年金支給元へ送付しなければならない。僕の場合は60歳であっさりと仕事から退いてタイに移住したので、定期的な収入は年金以外にはない。

ところで昨夜は、彼女を伴って一度も会ったことのない日本人4人にお会いした。バンコクからゴルフ目的で遊びに来られていて、ちょっとした縁で、一緒にご飯を食べましょう、ということになった。

4人ともバンコクで仕事をしている。そのうちの1人は、5年ほど前まで、チェンマイ周辺にある日系企業の駐在員だった。年齢は僕と同じという人もいれば、3~4歳下の人、もっともっと若い人もいた。確か4人のうち2人はバンコク周辺の会社の社長さんだ。「数年前に日本の会社を定年でやめて、別の会社に“現地採用”されたので給料は微々たるもの」と謙遜する御仁もいた。その人が店の支払いを一手に引き受けていたのだが・・・

あまり仕事の話はしなかった。僕は完全リタイアだから、チェンマイの友人とも過去の仕事の話は99%しない。ところが昨日の4人はみんな現役だ。精密機器の品質管理に携わっていたり、営業でタイと日本を往復したり、タイで会社を立ち上げた人たちだった。

僕はタイに移住して初めて、自分の職業キャリアがまったくタイでは役立たないことを知った。言ってみれば「虚業」だったからだ。手に取れる「モノ」を生産する仕事ではなかった。モノを売る仕事でもなかった。目に見えるものを生産してはいたけれど、触ったりできないものだった。だから虚業の一種だ。

60歳で仕事をやめてタイに移住する少し前に、バンコクのさる教育機関から、「タイに住むんだったら、少し指導してくれないか」とタイ人から誘われたことはあった。でも少し畑違いだったのと、チェンマイに住むと分かった途端に、いつの間にか立ち消えになってしまった。それからもう6年が経った。

女の子と一緒に暮らして、ときどきゴルフをしたり、独りで面白がってブログを書いたりして、何一つ生産的なことをしたり世の中の役に立つことをしていない。最後は、周りに日本人の一人もいないようなイサーンの大地で、土に戻る道を選択するか・・・・(笑)。

でもタイで仕事している現役の日本人と会うのは、チェンマイではなかなか得られない刺激だった。何しろチェンマイはご承知のように、もう世の中では役立たずになった年金生活者で溢れている。僕は6年足らずだから、その中では、まだまだ“新参者”と言ったところかな?



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半分くらい

とくに強制もなく、穏便な状態で、
相手がお金を払ってくれるなら、それは正当な経済行為です。
とくに引け目などを感じる必要はないと思います。

「虚業」の対治語は、それぞれの考えによって違うと思いますが、
別に、モノつくりに携わっていることが、なにか特別に優れた生き方とは思いません。


前ブログを熟読はしていませんが、その程度の読み方でも、
すでにNiyom様は、人生のおいてなにかを十分になしとげているように思います。


人生の歩みの半分は、自分の意志と行為で決まると信じています。
なにか、現状に違和感を感じていらっしゃるのであれば、
新たな なにかを始められたらいかがでしょうか

ご趣旨に読み間違えもあるかもしれませんが、お許しください。

Re: 半分くらい

なまけものさん、こんばんは。

> 別に、モノつくりに携わっていることが、なにか特別に優れた生き方とは思いません。

その通りです。僕も現役のころは「達成感」がいつもありました。ただ、文字通りの意味での「モノづくり」は経験がないので、そういう仕事、生き方もいいな、と思うことがありますね。

> なにか、現状に違和感を感じていらっしゃるのであれば、
> 新たな なにかを始められたらいかがでしょうか

違和感ねえ。そうなんだよね。リタイアした者どうしでゴルフしたり、酒飲んで与太話ばっかりでは、せっかく鋭い刀を持ってても錆びちゃうよね、とまあ、そういう感覚ですよ。

私はセミリタイア中です

何故日本でセミリタイアしているのかと言うと、自分のペースで月に10日位働く事が出来るし、私の担当の女性が今年早稲田を出たばかりの美人のせいもあります。

歴代担当者が新卒の可愛い娘ですから、家で古女房の顔を見るのとは違う趣きがあり楽しいですね(笑)。

それでも金を得るので仕事をきつく感じるとも有りますが、欲と二人連れで辞めれば年金だけになりますからなかなかやめる踏ん切りがつきません、、、、(笑)。

辞めたら最初に1~2年タイに住んで、タイのゆるい風に吹かれて可愛い娘と一緒に暮らしたいと夢見る毎日です。

Re: 私はセミリタイア中です

AAAさん、こんにちは。

> 歴代担当者が新卒の可愛い娘ですから、家で古女房の顔を見るのとは違う趣きがあり楽しいですね(笑)。

いや~、実に分かりやすいですね。まあ、でも、日本では注意しないといけませんね!(笑)。


> 辞めたら最初に1~2年タイに住んで、タイのゆるい風に吹かれて可愛い娘と一緒に暮らしたいと夢見る毎日です。

タイで仕事が見つかったと奥さんに言って、1年の半分はタイで生活するのがベストでしょうね(笑)。でも年金だけだったら両方で生活するのは無理があるので(タイの女にもそれなりの金がかかるので)、やっぱり当面は日本での仕事もやめられませんね。間違っても、40年連れ添った女房と別れてタイの若い女と再婚しようなんて、ダメですよ!(笑)

天の声 ??

こっちにしかかけないのでこっちに書きます

>「危ないあぶない!・・・絶対にそれはやめるべきだ」という、天の声を聞こえて来そうだ。

実は知り合いに、タイの弁護士が居るのですが、少し話をしたところ、予想通り(笑)

「それは危ない。話もしないで、一緒に住む?家の改築を突然始めるとか、その他も含めて、まだ信用するには足りない」と言っていました。

それと、「昔の自宅が自分名義になるという文書があっても、もし今回再婚すると、長女が弁護士と相談して、取られてしまう可能性が発生するので、信頼できる弁護士に、タイの仕組みと個別のケースをあらかじめ相談するのをお薦めする」
とのことでした。私は良く分かりませんが。

天の声 ??2

>全額彼女に渡すというやり方自体は、彼女がすばらしい家計管理をやってくれるなら当然採用すべきだ。

心配な点:

1) なぜ今そう言い出したのか? 私には、自由に使えるお金から改築資金を勝手に使おうとしている様に見えます。

ご存じと思いますが、タイで家を建てる時は、日本の様に最初に予算を明示せず、まず少額を払って取りかかり、ステージが進むに従って、次に必要となる部材を購入するお金の請求が何度も来る。

と言うか、一緒に部材屋に買いに行き、一緒にデザインや見てくれなど選んでどれを買うか決める事も有る。(全体予算は、その時買う部材の種類とグレードでかなり変わるので、なかなか見通せない)

2)お金に余裕があると、親へのタンブンに回る可能性が高い。


>彼女に家系を管理する能力があるかどうかの問題だ。

まあタイ人の性格も心配なので、私もまだ家計の管理は自分でやっていますが、この辺りは自分の覚悟次第と言ったところですかね。

Re: 天の声 ??

ナイアンプアさん、おはようございます。

> こっちにしかかけないのでこっちに書きます
さきほど「テスト。。。」というコメントが来てましたが、消去しておきました。


> まだ信用するには足りない」と言っていました。

「そんな女は絶対に信用してはいけない」と言われるよりはマシですかね(笑)。

> 「昔の自宅が自分名義になるという文書があっても、もし今回再婚すると・・取られてしまう可能性が

いや。もう家屋は亡き妻の存命中に僕の名義になってます。再婚しても、死なない限りは僕のものです。勝手に名義書き換えると犯罪になります。

Re: 天の声 ??2

つづき

> なぜ今そう言い出したのか? 私には、自由に使えるお金から改築資金を勝手に使おうとしている様に見えます。

それそれ。その疑念?が晴れないうちは、全額支給に踏み切れません。よく話し合って納得できれば踏み切ろうかな・・・という感じですね。しばらくは現状維持で様子見です。
プロフィール

Niyom

Author:Niyom
身を削って過ごした30余年のサラリーマン生活にピリオド。ここチェンマイに移り住んでからも、楽しいこと辛いこと、いろいろとありました。でも、それは全部過去のこと。人生、どこまでリセットできるものなのか、自ら実験台になって生きています。

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