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恋人以上、夫婦未満。それは愛人?

10月3日(火)

あなたと彼女はどういう関係?そう聞かれたら即座に答える。男と女の関係だって。地球上のどこにでもある男と女の関係。それ以外の何モノでもない。それでは余りに素っ気ないので、「恋人以上、夫婦未満」と答えるかもしれない。

じゃあ恋人って何?そんなこと、生まれてから一度も考えたことない。自分で定義できないから、手っ取り早く辞書を引いてみた。ウイキペディアからの引用だけど。これが結構、味がある。誰が書いたか知らないが、国語辞典は大したものだ。

「特定の異性に特別の愛情をいだき、高揚した気分で、二人だけで一緒にいたい、精神的な一体感を分かち合いたい、できるなら肉体的な一体感も得たいと願いながら、常にはかなえられないで、やるせない思いに駆られたり、まれにかなえられて歓喜したりする状態に身を置くこと。」(新明解国語辞典 第5版)

これが第6版では大きく変わっている。

「特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても悔いないと思い込むような愛情をいだき、常に相手のことを思っては、二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと。」

最初は味があると思ったけど、こうやって引用してみると、すごく回りくどい日本語だね。さすが婉曲表現を得意とする日本語の辞書だけある。第6版は精神条項に傾き過ぎてるから割愛し、第5版を僕流に勝手にリライトしてみた。

「異性(今や異性だけではないが)に対して、抱きしめたい、キスしたい、できればセックスしたいという感情を抱き、なぜかそれだけでは相手に真意を見透かされると恐れて、精神的な一体感を持とうと願いながら、常にはかなえられないで、やるせない思いに駆られたり、まれにセックスできたときは歓喜するが、終わると後悔することもある状態に身を置くこと。」

終わると後悔するというのは、恋人関係ではないんじゃない、という反論もありそうだ。これはごく個人的な経験を反映しすぎているんだけど、あんまり細部にこだわると恋人関係は成り立たないし、国語辞典も編纂できない。

第5版と第6版に共通してるのは、「愛情をいだき」という表現。僕なんか、この愛情というのがよく分からない。やっぱり、抱きしめたい、キスしたい、セックスしたいという風に表現したくなる。愛情がなければ、ただやりたいだけで、抱きしめたいと言う感情が湧くものではない。抱きたいと、抱きしめたいは全然違う。60年以上男として生きてきた経験上そうなる。

さて話を僕と彼女の関係に戻す。いつでも好きなときにセックスできる関係だから、国語辞典で言う「恋人」ではなさそうだ。自分の定義に即してみても、「精神的な一体感」はセックスの時に肉体的な一体感以上に感じるし、セックスして歓喜したり、終わると後悔することも全くない。

そこで、何か適当な単語はないかと考えていて、「愛人」と言う言葉に注目してみた。日本では、戦後まで今のように不倫相手を指す言葉ではなかったらしい。お隣の韓国や中国では、単に恋人のことだったり、夫または妻を指す言葉として使われるらしい。

でもやっぱり日本では愛人という言葉は、人目を憚って関係を取り結ぶ男女を指すことが多そうだ。彼女との関係は、人の目を気にすることはあっても、隠すほどでもないので、愛人関係ではなさそうだ。じゃあ何なのさ?

実はタイ語にはピッタリの単語が存在する。それは「ที่รัก(ティーラック)」。「愛する人」という意味だ。ただしこの言葉は、二人の関係を指すというより、相手に対して使う言葉だ。彼女も毎日何回もLINEに書く、そしてお勤めの最中も口に出して言う。夫婦はもちろん、愛人でも恋人でも使える便利な言葉だ。日本語では相手に対して「愛する人!」なんて言わないよね。

それはさておき、チェンマイで亡くなったテレサテンの「愛人」を思い出した。懐かしい歌だ。60代で知らない人はいない。聞き返してみると、テレサテンは歌がうまかった。当時感じたほどの美人ではないけれど。

愛人

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プロフィール

Niyom

Author:Niyom
2012年、60歳でチェンマイへ移住。2017年にタイ人の妻を病気で亡くした後、愛人だった若いタイ人女性と再婚、前妻が可愛がっていた小さな犬2匹も一緒に暮らしている。

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