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私たちに関係ないことをなぜ聞くの?

3月23日(金)

昨日書いた記事のことで、僕自身もこんがらがっていたので、今日もう一度彼女に聞いてみた。そうしたら、彼女は相当に不機嫌になった。

「お姉さんを産んだお母さん(お父さんの愛人)は今どこにいるの?」

「お姉さんを産んでから暫くして亡くなったと聞いてるわ」

「じゃあ誰がお姉さんを育てたの?」

「ワタシを産んだお母さんですよ」

「じゃあ、キミを産んだお母さんはずっとお父さんと一緒?」

「そうです。結婚届は出してないけど、結婚式をやってる。」

タイでは結婚届なんて、どうでもいいと言うと言い過ぎだけど、書類上のことを気にする人は少ないのは僕でも知っている。世の中は、結婚届を出してなくて夫婦として見てくれる。

「ということは、お母さんはお父さんの“愛人”ではなかったわけだ」

「当たり前でしょう」

そうだったんだ。

「じゃあ、どうしてキミをイサーンの妹の子どもにしてしまったの?」

「お母さんは貧乏で、一生懸命に働いていたの。そのころお父さんは道楽者で、女がたくさんいた。家庭を顧みない人だった。お母さんは仕事と育児で大変だった。だからワタシが生まれると、イサーンの妹の子どもにしたの。それがどうかしたの?」

お母さんは本当に苦労人だったようだ。お母さんが一生懸命に仕事して買った冷蔵庫を、チェンマイの家では18年も使ってた事実も聞いていた。

僕がいろいろ質問をするうちに、みるみる彼女の顔色が変わってきたのが分かった。怪訝そうな顔。一体この人は何を知りたいのかしら、と言う感じ。それで、僕は適当に切り上げていつものようにPCのある2階へ上がった。そうしたら、彼女が追いかけてきて・・・

「ほかに何か聞きたいことは?何回も何回も聞かれるのはイヤですから」

「じゃあ、ひとつ聞くよ。チェンマイの家はどうしてお姉さんが相続できたの?」

「だからもう言ったでしょ?お姉さんはお母さんが引き取って面倒をずっとみてきたの。だからお母さんが死んだら、お姉さんのものになったの。それがどうしたの?私たちに何か関係あるんですか?なぜそんなことを聞くんですか?」

「いや、ただ知りたかっただけだよ」

「あのね、もう1回言うけど、チェンマイの家のことは私たちには何の関係もないの。なんかおかしいですよ!」

あらあら、だんだん僕を詰問しはじめた。なぜそんなに不愉快になるのか、僕にはわからない。父親のことや、共通の父親をもつお姉さんのことを聞いてはいけないのだろうか・・・

「聞いてもいいんですけど、何回も聞くのはやめてください。第一どうでもいいことでしょ?ワタシとアナタは一緒にご飯食べて、一緒に寝て、ワタシはあなたの面倒を当然最後までみるし、あなたも生きてる限りはワタシの面倒を最後までみるんですよ。そうでしょ。他の人のことは関係ないでしょ!親戚だからって、私たちの幸せにはあまり関係ないでしょ。違いますか?」

う~ん、なるほど、そういう考え方か。とてもタイ人とは思えない割り切った考え方だ。だから、めったなことでは僕を親戚に会わせないのか・・・

「でも、僕たちは夫婦だろ。親戚のことを聞いちゃいけないのかい?」

「ダメとは言ってません。1回聞いたら、もうそれでいいでしょ?」

「だから、これまで聞かなかったことを今日聞いてるわけだよ」

「だから、アナタが他に聞きたいことは、もうないですね?」

「いや、まだあるんだけど、いっぺんに聞くと忘れるから」

「それは何ですか?」

「あなたのお母さんは何人きょうだいなの?」

・・・・・・

タイ語が未熟なのに、不思議と彼女とのやり取りを再現する能力が僕にはあるようだ。でも実際は、正確には理解できていないに違いない。そして、いつまでたっても、彼女が・・・

「他にまだありますか?」と、逆にしつこく聞くので、

「もういいよ。これで終わりにしよう。チョップレーオ!」

そう言いながらも、ついでにお父さんの名前と、イサーンのお母さんの名前を聞いておいた。何回聞いても忘れるから、聞かざるを得ないのだ。今日ははじめてノートにメモしておいた。お姉さんの名前は、ミッキーマウスの「ミック」だから、一度聞いたら忘れない。


「も~お、困った人ですね」という感じで彼女は1階に下りて行った。でも、すぐにLINEが来た。

「アナタのことを誰よりも愛してます! 御免なさい、また早口で喋って。親戚のことは、人にはめったに話さないのです。アナタの頭に入らなくても無理はありません。アナタを愛してます、ずっとずっとずっと・・・」

僕は日本でもタイでも、昔から親戚付き合いが大の苦手だから、ちょうどいい相手なのかもしれない。


それにしても、彼女はかなり例外的なタイ人ではないかな。普通は何かあるとすぐ親戚が来たり、連れて行ったりする。今のところ、僕たちの家の中まで入ったことのある親戚は、お姉さんだけだ。もうすぐ、イサーンの親戚の高校生の女の子が、夏休みだから一人でチェンマイに遊びに来ると言っているが・・・


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タイ人は個人主義

奥さんが普通のタイ人ですよ。
細かいことはこだわらない、自分は自分、他人は他人日本人は細かすぎるんです。

奥さんの言ってる事が正しいですよ。

Re: タイ人は個人主義

nariさん、こんばんは。

> 奥さんが普通のタイ人ですよ。

僕の知ってるタイ人の奥さんは、例外なく旦那さんを親戚の所に連れて行きたがりますね。
しょっちゅう親戚が遊びに来る家も多いです。前の奥さんもそうでした。

ただ、親戚付き合いを別にすれば、人は人、自分は自分、というタイ人は多いですね。

No title

歳の離れた旦那をと連れて行くと影で噂されるんですよ。
大体いい噂は流れない、嫌なんでしょう。

女性としても恥ずかしいめんもあるんです、そのへんも考慮してください。

うちのババー3歳下のタイ人です。

私の歳は60歳だからあなたと一緒ぐらいかな。

Re: No title

nariさんん、こんにちは。

> 歳の離れた旦那をと連れて行くと影で噂されるんですよ。
> 大体いい噂は流れない、嫌なんでしょう。

なるほど、だから親戚の所に連れて行かない。今度聞いてみます。また不機嫌になりそうですけど(笑)。
プロフィール

Niyom

Author:Niyom
2012年、60歳でチェンマイへ移住。2017年にタイ人の妻を病気で亡くした後、愛人だった若いタイ人女性と再婚、前妻が可愛がっていた小さな犬2匹も一緒に暮らしている。

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