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知り合いのタイ女性が日本で“くも膜下出血”

3月27日(火)

昨夜、日本人女性からLINEが入ってきた。日本へ観光旅行に出かけた知り合いのタイ人女性が突然倒れて意識不明となり、東京都内の国立病院へ救急搬送されたという内容だった。くも膜下出血の疑いが濃く、今検査中ということだった。

当事者のタイ人女性と、彼女が訪問した先の日本人女性については詳しく書かないことにするが、お二人とも僕が知っている人で、だからすぐに僕の所へ連絡が来たのだ。

倒れた女性と一緒に、タイ人の女友達とその娘さんが東京旅行に同行していた。友達がバンコクにいるお姉さんの連絡先を知っていたので、情報はすぐにタイの親戚に伝わった。(倒れた女性は以前日本人男性とチェンマイで暮らしていたが、その男性が亡くなった後は一人暮らしだった)

バンコクのお姉さんはパスポートを持っていなかった。すぐに(タイの)外務省に連絡して、緊急用のパスポートを発行してもらうことになり、今日日本に向かっているはずだ。そのお姉さんとも僕は会ったことがある。初めての海外なので、きっと大変だろう。

昨夜は、日本人女性とは何度かLINEで通話した。夜9時ごろの時点では“くも膜下出血”という診断がはっきりして、翌日中に手術となりそうだという話だった。

手術の承諾については、電話で病院側とバンコクのお姉さんがやり取りした。言葉が通じないので、日本に住んでいる日本語のある程度できるタイ人男性が助けてくれたらしい。病院側が日本語でその男性と電話で話し、その内容をタイ語でお姉さんに伝えるという、複雑なやり取りをしたようだ。

本来は電話での手術の承諾はできないのだが、緊急事態なので病院側もとりあえずはそれで手術の準備を進めた。本人は意識がなく、ICUの中だ。

日本人女性が困って僕に相談したのは、病院側が病院へ来てくれる通訳を要求したこと。バンコクからお姉さんが来ても、通訳がいないと、きちんとした話ができない。日本人の女性は「こんにちは」くらいのタイ語しかできない。でも僕には日本に知り合いの通訳はいない。

もし亡くなった妻が生きていれば、日本語のできるタイ人の知り合いに片っ端から連絡しただろうと思う。前妻は、こういう事態での対応はすばらしく速く、的確だった。しかも、倒れたタイ人女性とは友達だった。日本にいるバイリンガルレベルのタイ人をたくさん知っていたはずだから、すぐに病院へ行かせたと思う。もし元気だったら、すぐ日本へ飛ぶと言ったかもしれない。それくらい“人の面倒をみる習性”のある女だった。

それはともかく、僕では何の役にもたたない。ましてやチェンマイにいるから、なおさらだ。もし日本にいれば、病院まではすぐ駆けつけると思うけど、そのあとは何もできないだろう。それに比べれば、僕に連絡してきた日本人女性は仕事も放り投げて今日も病院に付きっきりだ。

多分、今日中に手術だろう。もう始まっているかもしれない。でも医者が言うには、もし一命をとりとめることができたとしても、後遺症は残る。それと医療費については、海外傷害保険に加入して日本へ行ったそうだが、病気が病気だけに、それでは足りないかもしれないそうだ。

以前、チェンマイの若い女性がタイへ帰る直前に日本で心臓発作を起こし(虚血性心不全)、大手術を受けて一命をとりとめてタイに帰国したというニュースがあった。この人が搬送された病院と、今回の病院は同じだ。

ニュースに登場した女性の場合は、保険も何もなく、治療費は1800万円かかったそうだ。そのうちの半分くらいは在日タイ大使館が支払ったようだが、残りは、本人が一生かかっても返済すると言っている、ということだった。

実は今朝になって、病院に付き添っている日本人女性は東京のタイ大使館に連絡を取ろうとしたが、誰も電話に出なかったそうだ。そこで彼女はどうしたか・・・。すぐに霞が関の日本外務省に電話した。そしたら外務省はホットラインを使ってタイの大使館に連絡してくれた。「外務省ルート」と言った昨夜の僕のアドバイスがひょっとして役にたったのかもしれない。

懸案の通訳も、今日はタイ人の女性が病院に来てくれたそうだ。ノービザで日本に入国したタイ人女性も、もちろんこのまま入院していても不法滞在にはならないことを確認している。こういう経験はその日本人にとって初めてだと思うが、なかなかしっかりした人だ。いざというとき、だいたいは女性の方が落ち着いているものだと思う。

僕は今朝、彼女へのLINEにこう書いた。「この後のことはあまり考えず、今日のことだけを考えて、助けてあげてください」

あとは手術がうまくいって、なるべく後遺症が少ない形で退院できることを祈るだけだ。



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「とりあえず手術はうまくいきました」という連絡があった。しかし、最低でも1か月の入院が必要だろうという病院の診断書も送ってくれた。これからが大変だ。

僕にできることは何だろうか・・・。ひとつだけある。亡くなった妻の、東京にいるタイ人の友達を探して何らかの形で手伝ってもらうことだ。ICUに結構な期間いることになるだろうから、医療費はかなりの額になる。でも、それは僕が心配してもどうしようもない。
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健康

くも膜下出血、我々60代で海外暮らしも病気や治療費は気になりますね。ご友人の女性、完治すればよいのですが。我々の年齢になると、生命保険は相当な金額になります。タイでクレジットカードを取得すれば、生命保険が最高で600万バーツと書いてます。死亡時に家族に迷惑はかけられないので、600万バーツあればなんとかなるでしょう。日系のロジスティックの方から聞いたのですが、数件/年間の日本人の遺体を日本へ搬送する事があるそうです。Niyomさん、我々も健康に留意しましょう。

Re: 健康

丸山さん、こんにちは。

> タイでクレジットカードを取得すれば、生命保険が最高で600万バーツ

へえ。今度詳しく教えてください。タイでクレジットカードを持ってないんです。日本はたくさんありますけど、生命保険はないですね。

こういう事態は

貴兄の独壇場ですな。

何年か前の

① 治療拒否中の末期がんの日本人男性と「失踪父を探していた日本の子弟」との音信を奇跡的なタイミングで回復させ、

② 感動的な再会を実現させ

③ そして最期も.....

のお話を思い出しました。

Re: こういう事態は

P-takさん、こんばんは。

一昨年の9月に癌で亡くなった日本人男性の関係者です。ブログに書いたことをよく覚えていらっしゃいますね。

No title

日本に渡航するタイ人が増えてるからこういうケースもどうしても増えちゃいますよね。しかし中韓人旅行社はもっと多いにもかかわらず、意外とニュースになっていないのはなぜか?
一命とりとめたタイ人女性は確かホンダのディーラーに勤めてた女の子ですね。その後元気に暮らしているのかな?

Re: No title

alfa さん、おはようございます。

> 意外とニュースになっていないのはなぜか?

ニュースになったのは、病院側の対応の良さが際立っていた。巨額の医療費の半分近くを大使館が負担した。患者が若い女性で美人だった、、、などなど
ニュースにする要素が色々と揃っていたからですね。

人脈

取り敢えず命を取り留め良かったですね。
もしかして、彼女が訪ねた日本人の友人は、その素早い行動力からチェンマイで亡くなった男性の娘さんではないか想像しました。
もしそうなら前妻に相談したくLINEしたのではと繋がります。

Re: 人脈

団塊オヤジさん、こんにちは。

> 前妻に相談したくLINEしたのではと

昨年の前妻の葬儀の時、その日本人から花輪をいただいています。
毎日連絡を取り合っていますが、これからの1か月くらいが大変だと思います。
プロフィール

Niyom

Author:Niyom
身を削って過ごした30余年のサラリーマン生活にピリオド。ここチェンマイに移り住んでからも、楽しいこと辛いこと、いろいろとありました。でも、それは全部過去のこと。人生、どこまでリセットできるものなのか、自ら実験台になって生きています。

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