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ビール飲みながらの読書もいいね

4月2日(月)

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これは先ほどのお昼ご飯。カイヤーンとソムタム、それにビール。彼女は一昨日で懲りたのか、昨夜も今日も一滴も飲まない。これは偉い!飲んでも自分で制御できるようになれば、もっと偉い!

ところで、紀伊国屋の電子書籍アプリ「Kinoppy」を使うと、海外でも日本の本が読めることが分かってからは、2~3日で1冊の割で読んでいる。今日読んだのは、元・東京高等裁判所の総括判事をしていた原田國男の「裁判の非情と人情」(岩波書店)という1冊。(ただし、海外でも読める本は著しく数が少ない)

朝から読み始めて、先ほど読み終えた。元裁判官の書いたエッセー集だけど、ビールを飲みながらでも楽しく読める。

僕は裁判と全く無縁ではない。仕事では、30年以上前の話だが、最高裁判所に話を持ち掛けて、最高裁の判事をしていた谷口正孝さん(故人)と立花隆さんの対談をセットしたことがあるし、事件の判例を検証したこともある。プライベートでは、国を相手に行政訴訟を起こしたこともあった。

自分のいた職場にも、父親が裁判官だったという先輩がいて、裁判官の私生活をほんのちょっとだけ覗き見たような気になったこともある。とても誇り高い職業だけれど、暮らしは地味で、生活感覚自体は庶民と少しも変わらない。小説は読むし、テレビドラマは見るし、今日読んだ本の原田さんのように、寅さんの映画が大好きな人もいる。

裁判官は決して一人で判決を下すわけではなく、3人以上の合議体か、最近では裁判員裁判もあるから孤独な職業という訳ではない。身分は保証されているし、今風に言えば、普通の国家公務員のように上司や権力者の意向を忖度する必要の全くない職業でもある。いや、してはいけない。刑事裁判では、「無辜(むこ)の人間」を裁いていないかどうかに細心の注意を傾けて証拠や記録に目を通し、証人の話を聞かなければならない。

対談で立花隆さんが「どうして冤罪がなくならないんですか?」と質問すると、最高裁の判事を務めた元刑事裁判官の谷口さんは天を仰ぎ、目をつむって暫く考え込んだ。そして心の奥底から絞り出すような声で、「それは・・・裁判官も人間だからだと思います」と答えられた情景を今でもはっきりと覚えている。

ところで、きょう本を読んでいて分かったのは、アメリカでは裁判官は日本では考えられないくらいステータスの高い職業らしい。そして、時に賄賂を受け取ることの多い職業でもあるそうだ。日本ではおおよそ考えられない。では、タイはどうだろうか?・・・答えは言うまでもないだろう。


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プロフィール

Niyom

Author:Niyom
身を削って過ごした30余年のサラリーマン生活にピリオド。ここチェンマイに移り住んでからも、楽しいこと辛いこと、いろいろとありました。でも、それは全部過去のこと。人生、どこまでリセットできるものなのか、自ら実験台になって生きています。

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