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吾輩はチビである(12)

5月6日(日)

今日は色の話をしよう。けっして色っぽい話ではないので、読み飛ばしてもいいだろう。

日本のゴールデンウイークという黄金色に輝く週間も今日が最後らしい。お父さんはずっと連休が続いていて、ゴルフや毎晩のお勤めに没頭するばかりで、何か仕事をしたり世の中に役立ちそうな事をする気はないらしい。その分、僕たちの世話に一生懸命になってほしいのだが、それは全部お母さんに任せると決め込んでいるようだ。それでも、僕たちを連れての毎朝の散歩だけは、おそらく自分自身のために欠かさない。

5月は日本で言えば新緑の候だ。チェンマイも、ソンクラーンが終わる頃から木々の葉っぱや、そこいらの草の勢いが目に見えて増してきた。ひと月くらい前までは枯れ芝が半分くらいを占めていた我が家の狭い庭も、あっという間に全体が芝本来の緑色で埋め尽くされた。緑は緊張感を和らげ、疲労回復を促進する作用がある。流れている水にも同様の効果があるらしいが、やはり緑を見ていると心地よい。

人間だけではない。僕たち犬にも同じ効果があるに違いない。庭を走り回るのが大好きなチワワのレックレックのスピードが今までよりも明らかに速い。もし芝生の色が日本の秋の紅葉のように黄色や赤だったら、それはそれなりに美しいと思うけれど、緑ほどは元気を与えてくれないだろう。

自然の色は正直だ。勢いを増しているときは緑を誇り、衰えを感じ始めると緑は色褪せていく。僕たちは緑、お母さんも緑。ただ一人お父さんだけは紅葉の季節に入っていると言ったら、「僕の生まれたのは水曜日だから、その色は緑。子供のころから好きな色も緑。そして小学3年の時の仲良しの女の子は緑ちゃんだった」と訳の分からないことを言う。

緑というのは暖色でも寒色でもない中間色だ。中間というのはどっち付かずでもあるし、バランスが取れているともいえる。緑の好きな人は、調和が取れていて、客観的に自分の心の中も見ることのできる人らしい。お父さんもその点では当たっているかもしれない。

ちなみに赤の好きな人はエネルギッシュで欲張りの人。性格は個性的で目立ちたがり屋なのだそうだ。黄色の好きな人は明るく話し上手で社交的な人に多い。性格は天真爛漫だ。青の好きな人は冷静で理性的な人だ。しかしやや内向的で保守的な人が多いらしい。

ところで、色の話になったついでに犬の色彩認知能力について触れておこう。よく犬はモノクロームの世界に生きていると昔は言われていた。最近の研究でそれは誤りだということは分かっている。ただし人間とは違って色を感じる細胞(錐状体)が少ないので、青と黄色、それにその中間色にしか反応しないとされている。緑や赤はうまく識別できないと言われているのだ。だから緑は、人間の見る緑色ではなく、はるかに黄色っぽく見えるのだ、というのが今の定説になっている。

果たして本当にそうだろうか?そう断定するには、犬の目についてだけではなく、犬の脳についてもう少し研究を深めなければならないと僕は考えている。なぜなら、庭の芝生を走り回るレックレックの走りっぷりが、枯れているときと緑一面のときで明らかに違うからだ。僕はハッキリ言うけど、芝生の緑を認識している。ただし、人間の見ている緑と同じ色かどうか、それは両方の動物を生きてみることができないから分からない。

人間は科学的な研究成果と称していろいろなことについて、さも断定するかのように言いふらしている。ところが、時が経つと前の説を訂正しなければならない歴史の積み重ねなのだ。犬が人間の言葉を理解するわけがないと言ってみたり、緑を認識できないと言ってみたり、どれもこれもこのブログを読めば間違いだということがお分かりいただけると思うが、どうだろうか・・・・


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プロフィール

Niyom

Author:Niyom
身を削って過ごした30余年のサラリーマン生活にピリオド。ここチェンマイに移り住んでからも、楽しいこと辛いこと、いろいろとありました。でも、それは全部過去のこと。人生、どこまでリセットできるものなのか、自ら実験台になって生きています。

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