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日本側の入籍を決めた

5月26日(土)

前妻の一周忌(5月20日)が過ぎてから実行しようと考えていたことが2つあった。一つは彼女が子供と会うこと。もう一つは僕と彼女の婚姻届けだ。読者の中には、「あれっ、それはとっくに済ませたんじゃないの?」と思う人も多いだろう。3月の上旬に、かなり苦労した挙句に近所の役場で結婚の手続きをしたことを詳細に書いたからだ。

ご存じの方には説明するまでもないが、国際結婚は自分の国と相手方の国の双方で手続きしなければ成立しないことになっている。中には片方の国だけで婚姻届けを提出したまま、もう一つの国での手続きをしないカップルもいるらしい。でもそれでは、法的には国際結婚したことにならないわけだ。

国際結婚の話から逸れるが、タイでは法的な手続きを省略している夫婦はたくさんいるらしい。知り合いのカップルに「あなた方は婚姻登録をしてますか?」と聞いたことは一度もないので、どれくらいそういう夫婦がいるのか、その頻度のことはまったく知らない。しかしタイでは、「一緒に暮らしていれば夫婦として社会的にも認められる」ので、婚姻届けをしていない夫婦が多いという話はよく聞く。

うまく説明できないが、日本で言うところの「内縁関係」とは違うようだ。軍政になる前の首相だったインラック女史もその中の一人だという話を聞いたことがある。タイでは「相手の戸籍に入る」というのはあり得ない。そもそも日本式の「戸籍」というものは存在せず、「出生証明」と「住居登録」があるだけだ。その住居登録も、夫婦だからと言って同じところにあるとは限らない。


さて、タイ側での婚姻手続きを済ませてからもうすぐ3か月になる。日本総領事館の案内書によると、日本側の入籍手続きは、タイ側での手続きをした日の3か月以内に自分たちでしてくださいと書いてある。期限まであと10日くらいだ。

なぜこんなギリギリまで手続きをしなかったのか?戸籍謄本は2か月前に本籍のある市役所から国際郵便で取り寄せた。タイの婚姻登録証や彼女のタビアンバーン(住居登録証)の和文翻訳も自分で行った。日本総領事館へまだ出向いていない理由は、端的に言うと、最初に書いたように、彼女を自分の戸籍に入れるのは前妻の一周忌が終わってからがよかろうと何となく考えていたことがひとつ。そして、これは非常に狡い考えかもしれないが、それまでの3か月ほどの間に気が変われば、入籍をしないこともできるわけだから様子を見ていたということがある。

これもすでに書いたことだが、お金の問題や友達と飲みに行って深夜まで帰って来ないとか・・・いろいろと疑心暗鬼に取りつかれる事例があった。あまりに我慢ならないようだったら、先々夫婦としてうまくいかなくなる可能性もあるわけだから、それならばいっそのこと日本側の入籍は見送ろうかと思ったことも正直に言うと、少しある。

日本側での手続きをしなければ、戸籍上は僕に配偶者が存在しないことになる。僕一人にとっては入籍しないデメリットはほとんどない。逆に案外便利なこともあるかもしれない。もし別の女性が出てきて結婚しようと思えば、少なくとも日本側では重婚に該当しないのではないか?これはあくまでも法的な、形式上の話である。“人の道”の問題は全く別なことは言うまでもないと断っておく(笑)。

ずっと日本側の入籍をしないで同居する場合はどうなるか?日本の法律に照らせば夫婦ではない。内縁関係ということになりそうだ。それでも相手方に遺族年金などの受給権はあるだろう。扶養関係を証明できればの話だし、入籍している場合と比べれば遥かに手続きのハードルは高そうだけれど。


期限が迫ってきて、いよいよ日本側での婚姻手続きを片付けてしまおうと決めた理由は何だろうか?そもそも躊躇すること自体が変と言えば変だけれど、自分の気持ちを偽ってまで結婚するのも間違っていると思う。決め手は彼女が息子に会ったことだ。何回か二人の様子を見て初めて、言葉は少しおかしいが、彼女を僕の妻として迎え入れる決断ができた。

それにしても国際結婚というのは面倒なものだし、また片方の国だけで手続きをした場合の不可解さも気にはなる。さらに言うと、日本では結婚すると現在のところ夫婦別姓が法的には認められていないと思うから、少なくとも戸籍上は夫婦のどちらかの姓にどちらかが変えなければならないだろう。しかるに国際結婚の場合は、ほかの国のことは知らないが、タイ人との結婚の場合は、相手は姓を変えてもいいし変えなくてもいい。前妻も彼女もタイ側の結婚手続きで姓を変えなかった。それにタイ側では「ミス」か「ミセス」の呼称を選べるのだが、前妻も彼女も「ミス」のままを選択した。

日本とはだいぶ結婚についての考え方だけでなく、制度自体もかなり違うようだ。いずれにせよ、僕たちは来週中にでも日本側の入籍手続きを済ませる予定でいる。


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No title

タビアンバーンを見れば籍に入ってるかどうか?解ると思っていたが、ミス、ミセスの選択が自由だとはびっくりしました。
65歳は過ぎてましたか?加給手当がつくつかないで結構違いますからね。順当に行けば年の差婚だから長く、奥さんには遺族年金が入りますから、安心出来ますね。
今付き合ってる彼女は、26歳とても結婚など考えられないです。4年後生きているかどうか?奥さん30歳になってないと家族年金は付きませんから…日本の娘たちには私より若い人は気持ち悪いからやめてねと念を押されてます。

Re: No title

alfaさん、おはようございます。

> タビアンバーンを見れば籍に入ってるかどうか?解ると思っていたが
そう言われればそうですね。婚姻登録証がなければ、結婚しているかどうか分からないです。日本だったら戸籍(同居の場合は住民票でも)を見るとすれば分かりますが。

>ミス、ミセスの選択が自由だとはびっくりしました。
あるとき、法改正してそうなったと聞いてます。日本では「ミス」とか「ミセス」というのを公的書類に付けませんよね。タイでは西欧のように必ず付けます。名前の前にタイ語の「ナングサオ(ミス)」があれば独身だと勘違いするといけません。外国人の男に自分の身分証明書(IDカード)を見せて、「私は独身よ」と嘘をつくタイ人女性がいます。気を付けないといけませんね(笑)。

僕の場合、加給年金は前妻が生きていた65歳のときに請求して、約1年だけ貰ったので、再婚しても二度と請求できないそうです(これは不可解ですが、そういう制度なんだそうです。合理的な説明は年金機構からありませんでした。僕は変だと思います)

遺族年金は入籍していない事実婚でも請求できます。年金機構のHPでは、受給できるのは「妻」(妻がいないときは子供)と書いてありますが実に不親切です。内縁関係でも可能です。判例があります。

要するに、入籍しても、僕自身にとっては何のメリットもありません。かえって離婚の手続きが国際結婚の場合は面倒ですから、将来的にそうなった場合は一苦労(笑)。ほぼ冗談ですけど。
プロフィール

Niyom

Author:Niyom
身を削って過ごした30余年のサラリーマン生活にピリオド。ここチェンマイに移り住んでからも、楽しいこと辛いこと、いろいろとありました。でも、それは全部過去のこと。人生、どこまでリセットできるものなのか、自ら実験台になって生きています。

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