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やっぱり高校生は難しい年頃だね

6月1日(金)

毎月1日と16日は宝くじの抽選日、僕は1枚、彼女は3枚買っていたが、やっぱりダメだった。そろそろ2000バーツくらい当たってもよさそうなのに、ダメなものはダメだ。次回また600万バーツを狙う。

今日は一人暮らしを始める息子と一緒にいろいろと買い物をした。彼女も付いてきてくれた。「何を買えばいいかは、一人暮らしの大先輩の僕が考えてあるから」と車の中で言ったら、息子は猛反発した。

「お父さん、やめてくれる。全部僕が選ぶから。僕だって何が必要かは分かるんだから。」

そんなことで反抗するとは意外だった。買うのはいわゆる生活必需品だ。ベッドで使うシーツや掛け布団の色柄などは好みがあるから自分で選んだらいいけど、電子レンジや掃除機まで自己主張するというのだろうか。さらにはタオルや食器を洗うタワシまで親には選ばせないというのだろうか。

手はじめに、日用品全般を安売りしている雑貨屋へ行ったら、さっそくゴミ箱の大きさで意見が食い違った。息子はゴミ箱をアパートの廊下に置くから、一番大きなのが欲しいと言った。僕は廊下にそんなものを置くのは禁止だから、ベランダに置くのにちょうどよい大きさの、中くらいがいいと言った。ふつうなら、そのまま言い争いがエスカレートして、息子は「それだったら、もういらない!」とつむじをまげる所だが、彼女が僕に賛同して「中くらいで十分ですよ」と言ってくれたので、息子も引き下がった。やっぱり女が一緒にいる方が買い物はスムーズにいく。

とにかく、日用品を息子と一緒に買うのは初めてだったが、彼は何を買うにも自己主張が激しかった。高いものがほしいのではない。彼独特の価値観があって、それが僕の価値観とはちがう。たとえば掃除機。彼は普通のよくあるタイプではなく、縦型の棒のようなスタイルの掃除機を欲しがった。僕は、それは細いノズルや小型ブラシが付けられないタイプの掃除機だったので、普通のタイプにしろと言った。そうしたら「もういらない!」と反発した。もし彼女がいなかったら、その時点で僕の方から「勝手にしろ!」と捨て台詞をはいて買い物終了となっているところだ。家でろくに掃除もしない17歳の男に掃除機の使い勝手が分かってたまるか、というわけだ。

ずっと喧嘩しながらも、何とか最低限の必需品は買いそろえてアパートに向かった。ところがそこでも言い争いだ。彼は部屋に備え付けられている家具はベッド以外はいらなくて、自分の家から今使っている洋服ダンスや机を持ち込みたいと言い出した。「あのなあ、お前さんよ、ここはアパートなんだよ。備え付けのものを出すことはできないんだよ。誰がそれを保管してくれると思っているんだい?」

彼女も僕とは違う言い方で息子を説得してくれた。そして最後は冷蔵庫の置き場所だ。その部屋には冷蔵庫がないので、新しいのを買って設置するか、レンタルするかのどちらかだった。でも、ここだといういい置き場所がなかった。置こうと思えば置けるんだけど、何となく収まりが悪い。いろいろ考えた末に、「ここしかないね」と僕が言うと、息子は(もちろん日本語で)「そこは絶対いやだ!」と、切れたように反発した。「お父さん、そこはあんまり好きじゃないんだけどな・・・」というような普通の言い方ができないんだろうか。結局、冷蔵庫は当面置かないことにした。自炊するわけでもなく、アパートの真ん前にセブンイレブンがあるから、なくても困ることはないだろう。


3か所での買い物とアパートの現場でのやりとりは、我ながら、まるで仇敵と争っているような図だった。アパートに住むのは息子だから、できるだけ希望は叶えてやりたいのだが、あんまり常識外れの主張を「はいはい」と聞くのもイヤだ。与えられた条件の中で知恵を絞っていいものを目指すのは構わないが、自分の思い通りにならなければ、すぐに腹を立てたり匙を投げるような態度はよろしくない。僕もストレートな性格なので、思った通りをすぐに口に出す。だから息子の考えとぶつかるのだけれど、ダメなものはダメだ。彼女が行司役でいてくれたので、息子の考えの変なところは彼女も指摘してやめさせたし、息子の思う通りにさせてよいところは僕の主張を却下した。

帰りの車の中で彼女の感想を聞いてみた。

「二人とも、いつもこうなんですか?どうでもいいことで喧嘩になってましたよね。アナタの声が大きいから、お店の中で恥ずかしくなりましたよ。こまごまとした品物はもっと男の子の好きなように選ばせるべきですよ。(実際はゴミ箱以外はほとんどそうしたんだけど・・・)家具を持ち込むとか、冷蔵庫の置き場所についてはアナタが正しいですよ。でもね、ワタシは日本語が分からないけど、アナタの言い方が強すぎるんじゃないですか?全部怒ってるみたいに聞こえましたよ」

怒ってるつもりはないんだけど、相手の言い分を正面から否定するような態度が確かに僕の方にもあるのかもしれない。それに敏感に反応して、息子の方も僕の考えを全否定してしまうのかもしれない。相性が悪いと言えば悪いし、2歳の時から一緒にいるので、お互いに遠慮がないと言えばそうだ。

「彼は性格も悪くないし、他人に対しては礼儀をわきまえてるのに、アナタに対してだけは敵に向かってるような態度ですね。」彼女はそう言って、運転している僕の顔を横から覗き込むようにして冷やかすように笑った。可愛くもあり、憎たらしくもあるのが今の17歳の息子だ。やれやれ・・・


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No title

タイの宝くじは、全く買う気が起こらない。
買うのは日本のBIGだけ、しかも10億の時だけ買ってます。
確か今日締切日だ。
最初の頃は、カスリモしたが、最近は全くいいところなしだが、買わなければ当たらないので…年金生活者だから夢だけはビッグに見たい。

Re: No title

alfaさん、こんばんは。

買ってから抽選までの数時間~1日の楽しみのために買ってます。そのうち当たるかもしれません。
プロフィール

Niyom

Author:Niyom
身を削って過ごした30余年のサラリーマン生活にピリオド。ここチェンマイに移り住んでからも、楽しいこと辛いこと、いろいろとありました。でも、それは全部過去のこと。人生、どこまでリセットできるものなのか、自ら実験台になって生きています。

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