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彼女に却下された別居案

10月21日(日)

チェンマイの雨季もそろそろ最終段階に入りそうだ。でも今日はなぜか、シトシトと日本の梅雨のような雨がお昼ごろから降り続いている。

彼女とは最近はあまり真剣な話をするようなテーマがなかったけど、家の売却の件があったので、ここ数日、これから先の僕たちの生活について話し合う時間ができた。

彼女が銀行からお金を借りてでも、小さくてもいいから新しい自分たちの家を持ちたいという気持ちはよく分かった。その話をしている中で、彼女はまたイサーンのことを持ち出した。もちろん彼女も本気ではないのだが、面白がって僕も彼女をからかった。

「(自分の実家のある)イサーンなら土地がむちゃくちゃ安いですよ。お金があまりなくても広いお庭が作れますよ」

「あっ、それいいね。でも・・・キミの故郷にはゴルフ場がないだろ。10年後ならまだしも、今はイヤだな、そんなところは」

「もちろん冗談ですよ」

「いや、もしキミがイサーンに家を建てたいなら、それでもいいよ。僕はチェンマイで暮らすから」

「えっ?それってどういうことですか?もしかして、ワタシたちが離婚するってことですか?」

「いいや、そんなつもりはないよ。年に2回くらいはイサーンに行くよ。キミも3回くらいチェンマイに来ればいいじゃない。その代わり、僕も独りは淋しいからミアノイ(愛人)の一人や二人は作ってもいいかな?」

もちろん本気で言ってるわけではない。彼女の反応を見たかっただけ。でも、10%か20%くらい本気が含まれているような気もするところが、いかにも自分らしい。1年近く一緒に暮らしてみて、彼女が飽きたわけではない。ただ、何が何でもずっと一緒に居なければならないという感じでもない。彼女さえ認めてくれれば、愛人ができることは不可避ということを承知してくれるなら、イサーンとチェンマイで別居もありうる、というわけだ。

もちろん、彼女がそれを認めるわけがない。「それはいい考えですね」なんて言われたら、僕は顔には出さなくても、内心で大喜びするかもしれない。彼女を老後のためにキープしたまま、また別の女性との出会いがあるなんて・・・考えただけでも面倒くさいけど、やっぱり人生の楽しみがまた倍になりそうで・・・

彼女の顔には一瞬だけ驚きの表情が見えた。でもすぐに気を取り直して、「それは絶対に嫌です」と言い切った。冗談を言い合って楽しむには話題の内容がシリアスすぎたようだ。「もちろん冗談、冗談」と、話題を変えるしかない。何しろ、よく考えてみるまでもなく、彼女も最初は僕のミアノイだったのだから。

前にも少し書いたような気がするが、彼女はイサーンの実家の跡取りの女だ。イサーンはいまだに女系社会で、男の兄弟がいても、親の財産を相続するのは女だそうだ。彼女を産んだ母親は既に亡くなっているが、その妹が戸籍上も彼女の母親になっていて、今も健在だ。両親は農業をしたり、水牛を飼育したりして細々と暮らしているが、一応は広い土地をもっていて、将来は彼女がそれを相続することになる。

そのイサーンの実家は僕のお金で大改築したばかりだ。先日彼女がバスで13時間もかけてイサーンのシーサケットというところに里帰りした。そのときLINEのビデオ通話で、改築が完了した家の様子を見せてくれた。かかった費用は一応20万バーツということになっているが、なかなかに広々としたリビング空間が1階にできていた。

僕の家が売れても売れなくても、彼女はチェンマイに新しい家を建てたい。僕はハッキリ言って、もう家にはそれほど興味はない。それはひとえに彼女の夢の実現ということになる。だから、いろいろな意味で、30代に入った女の才覚がこれから試されることになると思う。


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ブログ再開大喜び

何時ブログ再開知りませんでいた、楽しみ増えました
再開乾杯ーーーー

Re: ブログ再開大喜び

カメザコさん、おはようございます。


乾杯ありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。

No title

>>一応は広い土地をもっていて、将来は彼女がそれを相続することになる。

昔の日本では長男が相続していましたが、戦後の民法では子供は全員同等の相続権を持ち、更に最近の判例では非嫡出子も同等の権利を持つようです。

長男の義務は昔同様で、権利は平等という災難が現代の日本の現実ですがタイの末子相続も一種の貧乏くじです、はい私の事です。

ところでタイでは兄や姉たちは学校を出ると都会に働きに行き、残された妹が親族の面倒を見る義務を負う訳です。

加えてタイ人にはお金を持っている方が払うと言う慣習があり、私の日本人の友人でタイ人の妻を持つ方は、妻の兄弟からの借金に悩まされています。

タイ人の妻には7人の兄や姉があり実母が入院しても1Bも払わないばかりか、しばしば借金の申し込みをしてきます。

買い与えた車を担保に金を貸したり、返済できなくて車を取られそうになったこともしばしばです。

Niyom さんの奥さんはそこまで酷くないようですが、日本人とは違う行動原理のタイ人と上手くやるのは大変なようですね。


Re: No title

AAAさん、こんにちは。

タイ人の相続や親の老後の世話などについての考え方はだいぶ変化していると思いますが、田舎ではまだ昔のままということもあるでしょう。

とくに教育レベルや所得の低い階層ではいろいろと書いていらっしゃるような問題がありますね。お金があると思われれば、タイ人妻の親戚からの借金申し込みなどは不可避でしょう。でも最初にピシッと断れば、怖くも何ともありません。前妻のときは、そうしました。でも前妻が死んだ後になって、1年半もたって、たかってくるとは・・・


思い返せば、本人が生きているときは、そんな親戚でもうまくやっていけました。親分肌の長女、しかも自分の犠牲的な働きによって貧乏な家族を支えてきたわけですから。彼女がいかに僕のことを思っていたかなんて、彼らにはまったく関係ないことなのでしょう。死人に口なしです。
プロフィール

Niyom

Author:Niyom
2012年、60歳でチェンマイへ移住。2017年にタイ人の妻を病気で亡くした後、愛人だった若いタイ人女性と再婚、前妻が可愛がっていた小さな犬2匹も一緒に暮らしている。

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