新しい入管で90日リポート
10月27日(土)
チェンマイの入管がリニューアルし、プロムナ-ダの仮事務所から先月末に移転したのを知ったのはつい最近のことだ。たまたま先週プロムナーダに用事があって、廃墟のようになっている仮事務所の様子から、移転が分かった。
90日リポートの指定期日は実際は来週だった。でもひょっとして週末の方が空いている気がして、急に思い立って昨日にした。ある日本人の方から「ものすごく混んでます」と言われていたのだが・・・
8時半頃に行ってみて驚いた。まず駐車場に車を停めることができた。以前の入管より断然に敷地が広くなってる。これは便利だ。だいたい8時半ごろと言えば、前の仮事務所は黒山の人だかりができていたのに、新しい入管はほどほどで、まったく拍子抜け。まだ移転したことを知らない人が多いので、間違えてプロムナーダの方へ行ってしまったのではないか、そう思えるくらい混んでいなかった。
建物の中は広かった。1階のフロアーは、以前同じ場所にあったときよりも面積が4倍くらいはあるだろうか。すべてが新しくなっていた。それは当たり前だ(笑)。そして、さらに驚いたことに、待ち時間がほとんどなかったのだ!
90日リポートの窓口には男女2人の係官が座っていた。「90日リポートです」と言ったら、「インフォメーションへ行ってください」といつもの女性係官が笑顔で答えてくれた。インフォメーション窓口へ行くとすぐに番号を印字した紙をくれた。B23。ということは、90日リポートの23番目と言うこと。8時半にしては少ない。(24番目だったかな?)
電光掲示板に目をやると、すぐに自分の番号になった。つまり、待ち時間は殆どなかったってわけだ。これは珍しい。新装開店効果なのか、それとも週末効果なのか、その辺は定かではない。きっと2つの要素の相乗効果だったのかもしれない。
もう一つ変わったことがある。それはどの係官も笑顔で対応してくれたこと。気のせいかもしれないが、係官が嬉しそうに仕事をしているように見えた。やはり狭い仮事務所で仕事していた期間が長かったので、今は広々としたきれいなオフィスで気分がいいのかもしれない。気持ちも明るくなって当然だ。
僕に対応してくれたのは初めて見る男性係官だった。いつもの女性係官は書類を受け取ったあと、その男性に渡した。これも珍しいことなのだが、ベテランと思われるその男性の係官は丁寧にパスポートを見たあと、やわらかく語り掛けてきた。最初の一言は係官の独り言だったかもしれない。
「おおおー、長いことチェンマイにいるんですね」
「はい、もう6年半になりますね。しかも、5年ほど日本に帰ってません」
「プラテート・イープン(日本国)ですね。5年も帰ってないなんて、珍しいですよ。チェンマイがよほど好きなんですか?」
「もちろんです。それに妻はタイ人なんですよ」
僕のビザは結婚ビザではなく、リタイアメントビザなので、パスポートを見ただけでは妻のことは分からない。それで聞かれてもいない妻のことを口にしてしまったのだ。
「奥さんは北部の人ですか?」
「いいえ、シーサケットの出身です」
「ほお、イサーンですね」
僕は「彼女は2人目のタイ人妻なんです」と言いかけてやめた。事務処理が終わってパスポートを渡してくれたからだ。それより、言わなくてもいいことは言う必要がない。「何人目ですか?」と聞かれない限り(笑)。
このように係官と会話したのは、この6年半の間で初めてのことだった。ほとんど挨拶を交わすくらいなのに、昨日の中年男性係官はまず例外と言っていい。。1年に一度のビザの更新でも、ほとんど質問されたり会話したことはなかった。昨日は窓口が暇だったせいもあるだろう。
90日リポートでは、次回は来年1月に行くことになる。昨日くらいの混み具合だったら、全く苦にならない。あまりにも早かったので、敷地内にあるコーヒーショップで1杯40バーツのアイス・モカコーヒーを飲んだ。30分近くかけてやってきたのに、あまりにあっけなかったので時間つぶしをした。
いつも昨日のように快適だったら、3か月に一回の入管詣でもまったく気にならない。ずっとこれからも、そうあってほしいものだ。
にほんブログ村
チェンマイの入管がリニューアルし、プロムナ-ダの仮事務所から先月末に移転したのを知ったのはつい最近のことだ。たまたま先週プロムナーダに用事があって、廃墟のようになっている仮事務所の様子から、移転が分かった。
90日リポートの指定期日は実際は来週だった。でもひょっとして週末の方が空いている気がして、急に思い立って昨日にした。ある日本人の方から「ものすごく混んでます」と言われていたのだが・・・
8時半頃に行ってみて驚いた。まず駐車場に車を停めることができた。以前の入管より断然に敷地が広くなってる。これは便利だ。だいたい8時半ごろと言えば、前の仮事務所は黒山の人だかりができていたのに、新しい入管はほどほどで、まったく拍子抜け。まだ移転したことを知らない人が多いので、間違えてプロムナーダの方へ行ってしまったのではないか、そう思えるくらい混んでいなかった。
建物の中は広かった。1階のフロアーは、以前同じ場所にあったときよりも面積が4倍くらいはあるだろうか。すべてが新しくなっていた。それは当たり前だ(笑)。そして、さらに驚いたことに、待ち時間がほとんどなかったのだ!
90日リポートの窓口には男女2人の係官が座っていた。「90日リポートです」と言ったら、「インフォメーションへ行ってください」といつもの女性係官が笑顔で答えてくれた。インフォメーション窓口へ行くとすぐに番号を印字した紙をくれた。B23。ということは、90日リポートの23番目と言うこと。8時半にしては少ない。(24番目だったかな?)
電光掲示板に目をやると、すぐに自分の番号になった。つまり、待ち時間は殆どなかったってわけだ。これは珍しい。新装開店効果なのか、それとも週末効果なのか、その辺は定かではない。きっと2つの要素の相乗効果だったのかもしれない。
もう一つ変わったことがある。それはどの係官も笑顔で対応してくれたこと。気のせいかもしれないが、係官が嬉しそうに仕事をしているように見えた。やはり狭い仮事務所で仕事していた期間が長かったので、今は広々としたきれいなオフィスで気分がいいのかもしれない。気持ちも明るくなって当然だ。
僕に対応してくれたのは初めて見る男性係官だった。いつもの女性係官は書類を受け取ったあと、その男性に渡した。これも珍しいことなのだが、ベテランと思われるその男性の係官は丁寧にパスポートを見たあと、やわらかく語り掛けてきた。最初の一言は係官の独り言だったかもしれない。
「おおおー、長いことチェンマイにいるんですね」
「はい、もう6年半になりますね。しかも、5年ほど日本に帰ってません」
「プラテート・イープン(日本国)ですね。5年も帰ってないなんて、珍しいですよ。チェンマイがよほど好きなんですか?」
「もちろんです。それに妻はタイ人なんですよ」
僕のビザは結婚ビザではなく、リタイアメントビザなので、パスポートを見ただけでは妻のことは分からない。それで聞かれてもいない妻のことを口にしてしまったのだ。
「奥さんは北部の人ですか?」
「いいえ、シーサケットの出身です」
「ほお、イサーンですね」
僕は「彼女は2人目のタイ人妻なんです」と言いかけてやめた。事務処理が終わってパスポートを渡してくれたからだ。それより、言わなくてもいいことは言う必要がない。「何人目ですか?」と聞かれない限り(笑)。
このように係官と会話したのは、この6年半の間で初めてのことだった。ほとんど挨拶を交わすくらいなのに、昨日の中年男性係官はまず例外と言っていい。。1年に一度のビザの更新でも、ほとんど質問されたり会話したことはなかった。昨日は窓口が暇だったせいもあるだろう。
90日リポートでは、次回は来年1月に行くことになる。昨日くらいの混み具合だったら、全く苦にならない。あまりにも早かったので、敷地内にあるコーヒーショップで1杯40バーツのアイス・モカコーヒーを飲んだ。30分近くかけてやってきたのに、あまりにあっけなかったので時間つぶしをした。
いつも昨日のように快適だったら、3か月に一回の入管詣でもまったく気にならない。ずっとこれからも、そうあってほしいものだ。
にほんブログ村
スポンサーサイト