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才能と努力

11月13日(火)

今日は、40数年前に受けた「入社試験」の論述課題を書くようなつもりで作文する。だから読むのは時間の無駄とお断りしておくので悪しからず。


課題「才能と努力」(字数1500字程度)

MLB・エンゼルスの大谷選手が予想通り新人王を獲得した。二刀流では史上初。見るからに野球をするために生まれてきたような男だから、その才能は誰の目から見ても明らかだ。イチロー選手も傑出した才能があったが、それよりも人知れず努力する男として記憶されている。

「才能と努力」はスポーツに関して言われることが多い。しかしそれは全てについて当てはまる。ノーベル賞を受賞するような業績をあげた科学者も才能だけでは語れない。アインシュタインのような稀有の天才は別格として、あらゆる分野で努力は人間を磨き上げるために不可欠なものだ。

たとえば将棋の世界でも同じことだ。

去年14歳で俄然として頭角を現し、将棋ファンのみならず一躍時の人となった高校生棋士の藤井聡太。彼も才能だけでプロになったのではない。プロを目指して若者たちがしのぎを削る奨励会の頃、順調に力をつけて瞬く間に三段に昇格した。ところが、彼はその頃自分の力の限界を意識した。四段に上がれなければプロ棋士にはなれない。周りにはプロを目指す強豪の三段がたくさんいたのだ。

それまで自分の得意戦法として使っていた“矢倉”に決別し、難解な“角換わり”という戦法を取り入れ始めた。一流のプロ棋士の実力を上回るようになっていたコンピューターソフトを将棋の勉強に使い始めた。中学生でありながら、名古屋の自宅から大阪の将棋会館まで足繁く通い、夏休みには東京へ出て一流棋士の指導を受けた。

藤井聡太が四段になり、晴れてプロとなって初めて公式戦で対戦した相手は70代の加藤一二三九段だった。加藤は若い頃に“神武以来の天才”とまで言われた元名人だ(自分でそう言ったという説も有力)。年齢差が60もある史上稀な対戦は中学生が勝利した。そしてそのあと藤井は将棋の歴史を塗り替える29連勝という大記録を達成し、マスコミの寵児になったことは記憶に新しい。

さてその藤井聡太が当時インタビューに答えて語った、とても中学生とは思えない言葉が印象深い。

「もっともっと強くなりたい。相対的にではなく、絶対的に強くなりたい。」

つまり、人に勝てればそれで満足するのではない。それは相手との比較で強いと見えているだけだ。彼が考える「絶対的な強さ」が一体どういうものか、それは本人にすら分からないだろう。はっきりしているのは、その強さを求めてこれから努力していくという決意の表明に違いない。

彼は最近のインタビュー記事の中で、『努力』についてどうお考えですか?という質問に答えてこう語っている。

「そうですね……もちろん、ずっと強くなりたいと思って取り組んできたんですけど・・・自分は、何かを抑えてとか、努力してきたという感じではないので・・・すごく意識的にやってきたというよりは、自然に……という感じが近いのかな、という気がしています」

「自分が努力している」という意識がなく自然に物事に取り組める。それが才能ある人間の特徴なのかもしれない。

(end)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


僕自身についていえば、将棋は努力しているという意識は皆無。実際何も努力してない。もし才能があったとしても強くなれない。一方ゴルフは・・・相当頑張って練習しているつもり。ところが、ちょっとよくなったと思ったら次の日は元に戻ってる。というより、やればやるほどダメになっているような気もする。要するに、僕には何も才能がなかったのである。“お勤め”以外は・・・(笑)。


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非公開コメント

そうでしたか、やはり

そこも才能の世界だったのですね。

道理で工夫しても、工夫しても、捨てられるばかりだったわけだ。

Re: そうでしたか、やはり

P-takさん、こんばんは。

> そこも才能の世界

つまりですね、お勤めする状況に持ち込むには、ある程度の才能と努力が必要かと。

追伸

才能と努力の他に、お金も必要という声が聞こえてきそうです。タイに限らず。
プロフィール

Niyom

Author:Niyom
身を削って過ごした30余年のサラリーマン生活にピリオド。ここチェンマイに移り住んでからも、楽しいこと辛いこと、いろいろとありました。でも、それは全部過去のこと。人生、どこまでリセットできるものなのか、自ら実験台になって生きています。

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