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スマホを使った自動翻訳の功罪

1月4日(金)

今朝起きて、「にほんブログ村」の「タイ情報」のランキングを今年初めてチェックしてみて驚いた。僕のブログが“OUTポイント順”で1位になっているではないか。

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僕は他人のブログをめったに読まないし、ましてや広告を載せたりしていないから、ランキングの順位はあまり気にはしていなかった。初めてではないが1位となると、これはおめでたい気分になる。

INポイントは、ブログの中に貼り付けられている「タイ情報/にほんブログ村」というバナーをクリックして応援してくれた人の数(ただし1人10ポイント)。OUTポイントは、ブログ村経由で当該ブログにアクセスしてくれた人の数だ。だから、OUTの順位が1位と言うことは、「にほんブログ村・タイ情報」に登録しているブログの中では、その時点で一番読まれていることを意味する。

前のブログ「楽園づくり~チェンマイ移住日記」では、INポイント順で1位ということもあった。つまり、前のブログは応援してくれる人が多かったのに対して、今のブログは応援はそれほどしてくれなくても、読んでくれる人は多いということかな?何となくわかる気もするような・・・


さて、どうでもいい前置きだった。今日の本題はスマホの翻訳機能の功罪だ。

昨年暮れにチェンマイに遊びに来た友人が新しく購入した自動翻訳機・ポケトーク(3万円也)を使っていた。手に持った端末に向かって日本語を話すと、ほぼ瞬時にタイ語に翻訳して喋ってくれるので、タイ語会話の苦手な人にはとても重宝するらしい。

昨年タイ人女性と結婚したチェンマイ在住の友人は、スマホにダウンロードしたGoogleの自動翻訳アプリを使って会話していた。日本語からタイ語への翻訳だけでなく、奥さんがタイ語を喋ると即座に日本語にしてくれるから、2人のコミュニケーションはスムーズにいくらしい。

僕のケータイにも前からGoogleのアプリが入っているが、音声翻訳機能はまったく使ったことがなかった。というより、たまに辞書代わりに使うことはあったが、音声翻訳という機能があることを知らなかったのだ。

友人によると、高い翻訳機を買わなくても、ケータイのアプリで十分用が足せるというので、僕も使ってみようかと思って一昨日から試しはじめた。すると、まったく想像していなかったことを発見し、「これは使える!」となった。

僕が日本語をいろいろと喋ってみると、確かにアプリは丁寧なタイ語に翻訳してくれる。かなり適当な発音で早口で喋っても、大体OKだ。なかなかの優れものだ。無料の翻訳アプリとはとても思えないくらいに進化しているようだ。

喋った日本語がそのまま文字で表示され、それがタイ語に瞬時に翻訳される。文字とともに音声が出力される。たとえば・・・

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下段のように、「今日はお勤めをしますか」と僕が日本語で喋ると、スマホはタイ語で上段のような文章と音声を出力した。出力されたタイ語を直訳すると「あなたは、今日、仕事に行きます?」となる。「お勤め」を「セックス」と訳すわけがない(笑)。疑問形で聞いているのに、文法的には疑問形になっていないのは少々気になる。


ところが逆が問題だった。普通の人はこのような使い方をしないかもしれないが、僕がタイ語を喋って、正しく日本語にしてくれるかどうか試してみた。タイ語の発音にはある程度の自信があったからやってみたのだが・・・

結果は、僕のタイ語の発音を受け付けてくれないことが頻発した。英文字の発音表記で表すと、「k」と「kh」、「p」と「ph」、「t」と「th」、「n」と「ng」の区別ができない。アプリに問題があるのではなく、もちろん僕の発音がダメなのだ。ほとんどの日本人はダメかもしれない。日本語の発音にはない区別だ。英語にもない。僕は区別して発音しているつもりだったが、普通のスピードで喋るとダメなのだということが分かった。彼女は、こんないい加減な発音のタイ語を分かってくれていたのか・・・

それに気づいてから、意図的にゆっくりと、発音に十分注意して喋ってみた。

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上段が僕の喋ったタイ語。ゆっくりだから正しいタイ語として表示されている。下段がアプリが翻訳した日本語。僕の意識の中では「今夜お勤めがしたい」と言おうとしたのだが、アプリは当然「お勤め」という単語を使うわけはない。だから、「宿題」と訳した。タイ語を知ってる日本人なら、誰だってこのように翻訳するだろう。(ただし、タイ人のカップルなら、僕の意図した意味に解釈する可能性は十分あると思う。)

そのほかにいろいろと複雑な会話も試みたが、「日本語→タイ語」に関しては十分に使えることが分かった。「タイ語→日本語」に関してもいけるのではないだろうか。ということで、昨夜は彼女との会話に試験的に使ってみることにしたのだが・・・

結論を言うと、彼女が拒否した。スマホに向かって何かタイ語を喋ってみてくれと言うと、最初はちょっとだけ協力してくれたけど、そのうち嫌そうな顔をし出した。翻訳機能としては概ね申し分なかった。ところが、僕が日本語を喋ってアプリにタイ語に訳させ、彼女に聞かせると・・・

「何よそれ、正しいタイ語ですけど、そんなタイ語を普通は喋りませんよ。それは“学術的なタイ語”(これは僕の直訳)というやつですよ・・・」

つまり、そんなタイ語を聞かされると面白くないようだ。

「もう遊びはやめなさい。これまで通りあなたは普通に自分のタイ語を喋りなさい。そんなふうにスマホに向かって日本語を喋ったり、スマホからのタイ語を聞かされるのって、異常です。あなたのタイ語で十分通じます。」(こういう日本語訳も彼女が言う“学術的”文章かもしれない。本当はもっと短い砕けた調子の会話をしている。)

これは喜んでいいのだろうか?せっかくいい道具を使って深い会話をしようと思ったのに、却下されて僕は複雑な気持ちになった。

下手くそな僕のタイ語を理解できる彼女の耳は、きっとスマホのアプリよりも格段に性能がいいに違いない。翻訳アプリは、僕が一人のときにタイ語を勉強するために使うことにした。その点ではとても優れた道具に違いないから。ただし、アプリの翻訳を真似て“学術的”なタイ語を喋ったりすると、きっと彼女は不機嫌になるかもしれない・・・


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「ポケトーク」という販売されている商品にも触れたので、正確を期す意味で、スマホとの比較を追記しておく。

スマホの翻訳アプリは、スマホ本体の性能によるが、出力される音声はかなり小さい。だから静かな部屋の中などでは十分に使えるが、戸外では使いづらいかもしれない。その点、ポケトークなどの翻訳専用機は大きな音量が出せるので、車の中とか、人の多い市場の中とか、騒音のある場所でも十分に使用できると思う。

また翻訳の精度については、僕自身が2つを比較して試したわけではないので、何とも言えない。どちらも辞書自体は内蔵していなくて、ネット環境のあるところで外部の辞書を取り込んで翻訳するので、大差はないかもしれない。
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私も買おうかと

Niyomさん、立て続けにすみません。私も今回はポケトークをリースするか、買ってタイに行こうと思っていました。Niyomさんは、タイ語を話されるし、肉声で話してくれる努力に奥様は、親近感というか愛情というか、家族としての絆を感じておられるのだと思います。あいさつ程度でも、話していれば笑顔で対応してくれるのは万国共通だと思うので、私たちもタイ語を覚えなければと思っています。日本では、今、ポケトークのCMがすごく流れていて、結構、売れるんじゃないかと思います。

Re: 私も買おうかと

アンさん、立て続けに返信です。

> 肉声で話してくれる努力に奥様は・・・家族としての絆を・・・

う~ん、その点はどうでしょうか。何とも言えませんが、機械に向かって喋るというのは、知らない人相手だったら間が抜けると思いますし、身近な相手では会話している実感が湧かないでしょうね。でも、便利な道具はできるだけうまく利用するのが現代人の生き方ですから、ケースバイケースでしょう。とくに言葉が通じにくい場所への海外旅行では絶大な威力を発揮すると思います。ぜひ試して感想をお聞かせください。

Re: 私も買おうかと

アンさん、おはようございます

書き忘れていました。
スマホのアプリは翻訳されて出てくる音声が小さいので、部屋の中などの静かな場所以外では使いづらいと思います。

観光などで使う場合は大きな音の出せるポケトークなどの翻訳専用の機器が有利です。ただし、スマホに比べると図体が大きいのが難点でしょうか。近い将来、もっと小型化するでしょうが。

No title

こんにちは、初めまして、チェンマイに年2回、3月頃と9月頃、約3週間行きナイトバザール通り近辺をブラブラするリタイアした者です。毎回、楽しくブログを拝見させて頂いております。今回のスマホでの翻訳機能、チェンマイに行った時に使っています。タイ語が分かりませんので。相手のタイ人も使い意思疎通が完全ではありませんが出来ています。非常に重宝しています。ただ、私はスマホではなくガラケー携帯しか持っておらずチェンマイに住んでいる日本人の爺さんから使っていないのを借りて使用しています。これまでのブログで私が似ているような事をしたマッサージ店でのH等に対してコメントを書こうと思ったのですが書きそびれてしまいました。今後、関心事がありましたらまたコメントしようと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

Re: No title

Itoさん、こんにちわ

> 相手のタイ人も使い

なるほど、相手も同じ翻訳アプリを使うのであれば、それほど違和感はないかもしれませんね。要は慣れの問題でしょうか。

>・・・マッサージ店でのH等に対してコメントを書こうと思ったのですが

そういうコメントは大歓迎です(笑)。私の場合は、知り合いからいろいろ聞かされるだけで、自分自身の実体験は案外少ないので・・・。どんなことでも書き込んでいただければ嬉しいです。

翻訳ソフト

だいぶ投稿が遅くなりますが
一読お願いします

東京オリンピックに向けて 日本の経産省か文化省が推進して
制作したフリーアプリケーション 「VoiceTra」があります

肉声で入力すると タイ語に変換され表示されますと同時に
タイ語を日本語に再変換して表示されます
正確に変換したか判ります
うまく翻訳できないときは どこができないか 誤り報告をすると
たぶんAIが学習してより良い翻訳になります
英語翻訳は結構いけます
タイ語は使用する人が少ないためか上手くいかない時があります
みなさんが使用していただけると良い翻訳アプリケーションになるとおもいます
googleのほうが翻訳が少し正確と思いますが
たくさんの方の使用をお願いします
プロフィール

Niyom

Author:Niyom
2012年、60歳でチェンマイへ移住。2017年にタイ人の妻を病気で亡くした後、愛人だった若いタイ人女性と再婚、前妻が可愛がっていた小さな犬2匹も一緒に暮らしている。

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