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1杯のフルーツジュース

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今朝、彼女がこれを作ってくれた。リンゴとキウイの混ざったジュースだ。もう何か月ぶりだろうか。いや、今年になって初めてかもしれない。去年は必ず毎日作ってくれていた。

昨日、新しい住まいの手付金を払ったあと、2人でスーパーへ行き、夕食用の買い物をした。彼女がリンゴとキウイを選んでカートに入れた。急に思い出したのだろう。何事もなく平穏に2人で暮らしていた頃のことを。

夕食のあと、「今日もお勤めをしますか?昨夜もしましたけど・・・」と彼女の方から聞いた。答えるまでもない。そして彼女はお勤めのあと、これも珍しく一緒のベッドで寝た。「明日は仕事がないので、早く起きる必要がないから・・・」と、一緒に寝る理由をわざわざ言った。鼾がうるさいだろうから、彼女は本当は別の部屋で寝る方がいいに決まってる。

「新しい家ではどうするの?一緒に大きいベッドで寝るの?」

「いいえ、お互いにゆっくり眠るために、ワタシは別の部屋で寝ます」

きっと、それがいいだろう。大きい方の寝室には、たまには別の女が来るかもしれないから。もし仮にそのような事態が発生しても、案外彼女は平気かもしれない。僕に他の女がいるかどうかよりも、自分の生活の安定を優先するに違いない。彼女はそういう女だ。彼女が付ける理由は、「アナタが自由に生きるために」・・・自由とは便利な言葉だ。

昨夜彼女が僕の隣で眠った後、久しぶりにTからLINEが入ってきた。

「友達がゴルフのタダ券をくれたので、アナタにあげます。ワタシは車がないし、そこは少し遠いので、タクシー代もかかります。だから、アナタが使ってください」

チケットの画像を見ると、2か月前まで僕が会員になっていたゴルフ場だった。タダと言ってもグリーンフィーだけで、キャディー代やカート代はかかる。有効期限は今月いっぱいだった。僕はあまり考えずにすぐに返事した。

「そのチケットは貴方が使いなさい。僕は自分の分は自腹で払うから、一緒に行ってあげます」

「ワタシを迎えにきてくれますか?」

「いいよ、それぐらい」

ということで交渉成立。僕はとくにゴルフがしたいとは思っていないが、きっとTは僕に会いたいのだろう。今では友達としてなら会うことができる。だから、今朝、元会員だったゴルフ場に電話して2人分を予約した。

僕は知っている。Tは今も僕に未練があることを。僕のカラダに未練があるし、僕のお金にも未練がある。ごくたまに、フィットネスクラブで会うことがあって、お互いに挨拶はする。でも食事をしたり、ゆっくり会話することはない。きっと、話したいこともあるのだろう。

男と女として付き合っていた8月のある日のこと。アパートで一緒に食事しながら、Tはこんなことを言ったことがある。

「アナタとは友達付き合いするのが、お互いに最良の関係かもしれないわね。でもお互いにブレーキが掛けられなかったのね」

勘のいいTは、僕が今も元妻と一緒にいると考えているだろう。それを確かめたいのだろう。もし別れているのなら、僕とヨリを戻したいと思うだろう。でも彼女の言葉通り、お互いに友達同士でいられれば、それが最良だと僕も思う。

(10月23日、9時30分)

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プロフィール

Niyom

Author:Niyom
2012年、60歳でチェンマイへ移住。2017年にタイ人の妻を病気で亡くした後、愛人だった若いタイ人女性と再婚、前妻が可愛がっていた小さな犬2匹も一緒に暮らしていたが・・・

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