fc2ブログ

宿縁とか、腐れ縁とか言うのかな

ここのところ毎日キャディーの彼女と会っている。外で食事するときは、これまでと違って彼女は僕の横に座る。だから、どちらからともなく手を握り合う。アパートの部屋にいれば、ベッドに寝転んで30分でも1時間でも抱き合って過ごす。キスしたり服の上からカラダを触り合ったり。どちらからともなく自然にそういう状態になる。まるで若い恋人同士のように。こんなことは彼女との長い付き合いの中で一度もなかった。自分の若い時でも、そういう感じで女と時間を過ごすことは殆どなかった。もうすっかり自分の歳のことは忘れて幸福感に浸っている。

8か月前、同居していては他の女と付き合うのに支障があるので僕は彼女を家から追い出した。理由は他にもいろいろある。家の中のことをちゃんとしない。彼女自身が自分のことを「わがままで怠慢」と自覚していたように、実際そうだった。口では「愛してる」というけど、どうも口先だけのような気がして、「金目当ての偽りの愛」と断定した。僕の方はと言えば、「お勤め目当ての偽りの愛」だったのかもしれない。

ところがどうだろう、せっかくヴィーナスというお似合いと思われる女に出会ったというのに、ちょっとしたキッカケで別れてしまった。別れた本当の理由は自分でよく知っている。ヴィーナスのせいではない。

キャディーとは今度こそ本当のお別れの時・・・という感覚は僕にも彼女にもあった。でもそうではなかった。犬が縁をとりもったというのは一面では真実かもしれないが、本当はそうではない。別居していても、僕に新しい恋人ができても、その女と一緒に旅行しているときでも、僕は彼女のことが気がかりだった。だからヴィーナスの目を盗んで、彼女に一か月分の生活費を送金することを忘れなかった。そうすると「僕はやっぱり彼女のことを捨てられないんだな」と嫌でも自覚することになる。

彼女を捨てられないのではないか、ということを感じていたのはヴィーナスの方かもしれない。思い返せば、ヴィーナスが不機嫌になるときは、犬のことも含めて、キャディーの彼女がらみの話になったときだった。ヴィーナスは、どうしても僕のことが100%は信頼できないと何度も言った。それは家を買ってくれないかもしれないとか、自分が困ったときにちゃんと助けてくれないかもしれないとか、そういうことではなかったと思う。信頼できないのはただ一点だけ。僕がキャディーの彼女を捨てられないのではないか・・・きっとその不安を抱えながら僕と付き合っていたのだと思う。

最近の顛末を日本にいる知り合いにLINEで話したところ、ふた通りの反応があった。ひとつは「キミたちは絵に描いたような腐れ縁だね」と笑うもの。もうひとつは、「ホントに彼女を愛してるんだね」というもの。どちらでもいいけど、宿縁であることは間違いないと思うようになってきた。天国のカタイは笑ってるかな?それとも、ちょっと怒ってるかな??

(10月12日、16時)

スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

お幸せに✨✨

Re: タイトルなし

かなかな さん、おはようございます

きらきらと輝いてますね。ありがとうございます。
プロフィール

Niyom

Author:Niyom
2012年、60歳でチェンマイへ移住。2017年にタイ人の妻を病気で亡くした後、愛人だった若いタイ人女性と再婚、前妻が可愛がっていた小さな犬2匹も一緒に暮らしていたが・・・

最新記事
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
検索フォーム
QRコード
QR