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あなたは楽にしてればいいの!

12月6日(水)

新しい生活は軌道に乗ってきた。はじめの数日は、生活習慣の違いから意見が対立することが色々あったけど、今は“コツ”がわかってきたので言い争いもなくなった。

コツは何かというと、家の中のことは彼女のやりたいようにやってもらって、基本的に僕は黙って見てるだけ。もし彼女の家事が出鱈目で、「とても黙って見ていられない」という女だったら、一緒に暮らしていくのは土台無理だ。愛情があっても、やがて醒めてしまうのは目に見えている。でも、その心配はなさそうだ。

彼女は自分でよく考えて家事をやっている。かなり完全主義的な傾向のある僕の目で見てもほぼ合格ライン。頑固なところもあるけど、僕が彼女のやり方に文句を言うのではなく、「僕の考えを言うよ」と前置きして話しかけると、ちゃんと聞いてくれるようになった。だから必要なときには僕も家事についても少しはアドバイスしている。何でもかんでもタイ人式の生活ではかなわないから、言う時は言う。

昨日のこと。「僕も家事をやるのが好きだから、少しは分担してやった方がいいと思う」と言ってみたら、思いがけない答えが返ってきた。

「あなたは生活費を全部出してくれます。だから、家事は全部私がやるのが当たり前です。お金を出している人にやってもらうのはおかしいことです。もし、私もお金を出しているなら、あなたにも少しは手伝ってもらうのが正しい。でも、そうじゃないでしょ。あなたは自分の好きなことだけやって、楽にしてればいいの。」

なるほど。きちんと理屈を通す女なんだ、と感心した。タイ人の女がみんなそういう考えかどうかは知らない。でも、これはどちらかというと、日本人的な考えじゃないかなと思うけど、どうだろうか。というより、日本人なら女の方がお金を出してなくても、「あなたも少しは手伝ってよ!」と言われそうかな(笑)。

彼女はしばらくは仕事を休んでいるけど、そろそろまた再開するつもりでいるらしい。彼女は自分が働いて得たお金は自分の小遣いとしてキープしようとしているのだろう。それに、近くに住んでいる72歳のお父さんのことや、飼っている犬、ニワトリの世話は全部お姉さんに任せることになったので、少しは金銭的な援助をしようと考えているみたいだ。

要するに、僕たちの生活の費用は全面的に僕の負担になるから、それに見合ったことは、僕の犬の世話も含めて全部彼女がやると決めているわけだ。僕の老後の世話も、彼女が責任をもってやると前から言っていた。

収入のあまりないタイ人の女と、ある程度の収入のある外国人の男との関係性は、だいたいこういうものだと僕は思う。男の持っているお金とのトレードとして女が生活の世話をする。もちろん、“お勤め”も含めて。

もし女が上流階級の娘だったり、十分な収入を得ている場合は、こんなことにはならないと思う。高等教育を受けていない庶民のタイ人の収入は、チェンマイの場合、月に6000~1万バーツ。多くても1万5千まで。とすると、外国人が望むような生活水準にしようと思うと、その何倍も必要だし、快適な生活を男に与えようと思うなら、仕事なんてしてられない。必然的に“専業主婦”になってしまっても不思議はない。だから生活費は全面的に男が負担する。

もし外国人の男からのお金以外に別の収入があれば、それは決して男のためには使わない。これも当たり前のことだ。別の収入がなくても、男のお金の中から親や親戚の援助に支出することは珍しくない。とくにお金に無頓着な外国人の場合は、何に使っているか分からないから、女のやりたい放題となる。必ずしも女が悪いわけではない。野放図な男にも問題がある、と僕は思う。

彼女の場合は、お金の使い方は相当に計画的だ。救命救急センターで看護婦の仕事をしていたことと多少は関係があるかもしれない。いい加減なことをしていたら勤まらない職場だったから。

彼女は最低でも月に5000バーツの貯金をすることを自らに義務付けている。僕と一緒に暮らす前は、それが2000バーツぽっきりだった。その貯金は多分、ぼくには還元されないで、将来別の使途に使われると思う。

お金の問題は、細かなことを言い出せば、まだまだ彼女にも不満はある。手元にあるお金については、いくら計画的な彼女でも、あったらあっただけ使い切るというタイ人らしい金銭感覚はあるようだ。そうだとすると、もし月に一度だけ生活費を渡すとすれば、いくらに設定するかは結構重要な問題となってくる。

お金のことは、また機会あるごとに書いていこうと思う。二人の生活が予想外に早く始まってしまったので、もうお勤めのことはあまり書く気がしない。というより、少なくとも僕はあまり関心がなくなった。生活の中のごく一部という感じ。彼女も同じではないかと思う。密室(モーテル)に通っていた頃と比べると、これまでのところ、二人とも実にあっさりしたものだ。要するに、二人とも、ごくごく常識的な生活を始めたわけだ。

でも、一日に一回は彼女にLINEを送る。別々に暮らしていた時のような長ったらしいものではなく、「愛してるよ」と短く。すると彼女は僕の方を見て、ニッコリとほほ笑んでくれる。またノロケになってきたようなので、今日はこの辺で。


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プロフィール

Niyom

Author:Niyom
2012年、60歳でチェンマイへ移住。2017年にタイ人の妻を病気で亡くした後、愛人だった若いタイ人女性と再婚、前妻が可愛がっていた小さな犬2匹も一緒に暮らしている。

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